水戸の教育遺産群が日本遺産に認定されていることは、茨城県外の方にはあまり知られていないことかもしれませんね。
その教育遺産群が水戸市三の丸にある「弘道館」です。
弘道館は、江戸時代後期に第9代徳川斉昭が創設した日本最大規模の藩校で、幕末志士たちにも大きな影響を与え、藩校教育が評価されました。
現在でも残される弘道館の正門・正庁・至善堂が国の重要文化財に指定されています。
水戸の歴史を知ってみると意外と面白いんですよ!
水戸観光や「水戸の梅まつり」には、偕楽園とセットで訪れていただきたい場所「弘道館」の見どころから駐車場・入場料などの基本情報までまとめて紹介します。
【弘道館】水戸市にある日本遺産!駐車場・入場料や見どころまとめ
あの西郷どんや吉田松陰など多くの幕末志士たちにも大きな影響を与え、藩校教育が評価された水戸市にある「弘道館」。
水戸駅からも歩いて行くこともでき、水戸の観光名所である「偕楽園」とも深いつながりがあるためセットで訪れていただきたい場所です。
2021年の大河ドラマ「青天を衝け」では水戸も舞台に!
主人公の「渋沢栄一」は水戸藩で生まれた水戸学の思想に影響を受け、幕末の乱世に立ち向かっていきます。
江戸幕府第15代将軍となる徳川慶喜は水戸学を発展させた父・徳川斉昭による厳しい教育を受けて育ちました。
彼、慶喜の存在なくして栄一は語れません。
引用:NHKいば6
この水戸学を発展させた斉昭公が開設したのが、日本最大規模の藩校「弘道館」です。
華やかな場所ではありませんが、水戸という場所にはどんな歴史があったのかを知ることができます。
弘道館
弘道館は、第9代藩主徳川斉昭によって1841年(天保12年)に水戸藩の藩校として創設されました。
現在でも一部が旧弘道館として国の特別史跡になっており、その中に国の重要文化財に指定、保存されています。
さらに弘道館は、早春に行なわれる「水戸の梅まつり」のもう1つの会場でもあり、水戸の梅の名所としても知られています。
電車などで水戸にお越しになる場合は、水戸駅から歩いて行くのもおすすめですよ!
弘道館へのアクセス方法
水戸駅から徒歩で行くことができるので、こちらの水戸駅北口からの行き方を紹介します。
水戸駅から徒歩での行き方
JR水戸駅北口から徒歩8分
駅から弘道館までの順路
JR水戸駅改札を出て右へ直進すると水戸駅北口に出ます。
北口のデッキに出たら、時計台の左側をそのまま直進して通り過ぎ、突き当りの左側にある階段を下ります。
右側のコンビニ(セブンイレブン)を通り過ぎ、正面のイチョウの木とカメラ屋さんの間(右手に)の道を進み、上り坂を道なりへ。
「三の丸」のT字路が見えてくるので右折します。(三の丸小学校正門)
そのまま道なりに進むと左側に弘道館入り口が現れます。
車での行き方
常磐自動車道水戸I.Cから約30分
このマップだと3つのルートが出ていますが、50号線を経由する目的地までの距離9.4kmのルートがおすすめです。
道路が空いていれば20分くらいで到着できます。
カーナビ設定の目的地は、
- 茨城県三の丸庁舎
- 茨城県水戸市三の丸1丁目5番38号
で検索を!
弘道館所在地 | 〒310-0011 水戸市三の丸1-6-29 |
TEL | 029-231-4725 |
弘道館の駐車場
車で来られる場合にも駐車場が用意されています。
- 弘道館駐車場
- 弘道館バス専用駐車場
- 茨城県三の丸庁舎駐車場
弘道館駐車場
弘道館駐車場 | |
駐車可能台数 | 13台まで |
料金 | 無料 |
弘道館駐車場が満車の場合は、
- そのまま道なりに進んで突き当りを左折
- 2つ目の信号を左折
- 1つ目の信号(裁判所東交差点)を左折
- 茨城県三の丸庁舎駐車場に到着
茨城県三の丸庁舎駐車場
茨城県三の丸庁舎駐車場 | |
駐車可能台数 | 約150台 |
料金 | 有料 |
弘道館駐車場は台数が少ないので、梅まつり時期などは「茨城県三の丸庁舎駐車場」を最初から目指すのがおすすめです。
有料駐車場の駐車券は弘道館料金窓口で必ず提示しましょう。
入庫から3時間無料にしてくれますよ!
弘道館バス専用駐車場
弘道館バス専用駐車場 | |
駐車可能台数 | 大型バス5台まで |
混雑している場合は、
- 水戸三の丸パーキング
- 水戸駅北口のパーキング
- 周辺のコインパーキング
に駐車して徒歩で行くのも良いでしょう。
駐輪場は、弘道館の入り口の右端に駐輪場があります。
水戸駅北口エリアの安くて便利な駐車場情報はこちら!
弘道館の入場料・営業時間
弘道館の基本情報です。
入館料
個人 | 大人400円 小中学生200円 シルバー(70歳以上)200円 ※小学生未満は無料 |
団体 | 大人300円 小中学生150円 シルバー(70歳以上)200円 ※小学生未満は無料 |
※記事作成時
以下に該当する方は入館料が免除されます。
- 生活保護を受けている方
- 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)
- 指定難病特定医療費受給者証をお持ちの方(介護者1名を含む)
- 春、夏、冬休み以外の土曜日(小中高生)
- 春休み:3月25日~4月5日
- 夏休み:7月21日~8月31日
- 冬休み:12月25日~翌年1月7日
小さいお子さま、学生は無料で見学できる期間も多いので、家族で来られる場合はツウ樹より入園料が安くなりますね。
開園時間・休館日
開館時間 | 4月1日~9月30日:9:00~17:00 10月1日~3月31日:9:00~16:30 ※梅まつりの期間は原則17:00まで |
休館日 | 12月29日~12月31日 |
さらに詳しく!日本遺産「弘道館」ってどんなところ?
弘道館(こうどうかん)は旧水戸藩の藩校であり、第9代藩主徳川斉昭が1841年(天保12年)に創設。
- 神儒一致
- 忠孝一致
- 文武一致
- 学問事業一致
- 治教一致
1838年(天保9年)に公表された弘道館記に記された5項目。この精神を基づいています。
当時の敷地面積は約10.5haで、日本最大規模の藩校でした。
正庁(学校御殿)
至善堂
文館
武館
医学館
天文台
鹿島神社
八卦堂
孔子廟
馬場
調練場
矢場
砲術場
こういった施設が整備されており、総合教育が受けられるようになっていました。
「江戸時代の総合大学」と例えるとイメージしやすいですね。
国指定重要文化財・日本遺産
現在は、約3.4haの区域が「旧弘道館」として国の特別史跡に指定されており、戦火を免れた正門・正庁・至善堂は1964年(昭和39年)に国の重要文化財として保存されています。
平成27年4月には、「近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―」の構成文化財として、文化庁が創設した日本遺産に認定されました。引用:弘道館
封建的だった当時、この弘道館のコンセプトがかなり開かれた考え方だったため、日本の文化、伝統を知り残していくために重要な文化財であると認定されました。
敷地内には約60品種・800本の梅が植えられているため、偕楽園とともに梅の名所としても親しまれています。
弘道館は、藩校当時の空気感が色濃く残っていますよ!
ここからはそれぞれの見どころを紹介していきます!
弾痕が残る弘道館の「正門」
<正門の見どころ>
- 重要文化財
- 本瓦葺き四脚門という建築様式
- 屋根瓦には葵の紋がある
- 柱に弾痕が残っている
正門は正式な場合(藩主が来館する際など)のみに開門するため、学生、役人は通用門から出入りしていたそうです。
この正門柱には、明治元年(1868年)の「弘道館の戦い」の時の弾痕が残っています。
※「弘道館の戦い」は水戸藩の藩内抗争最後の激戦と言われた闘い
弾痕は向かって右側の柱にあります。
こちらが正門なのですが、雪が降るとよりいつもの雰囲気とは全く違って見えますね!
弘道館「正庁」
こちらが学校御殿とも言われた日本遺産の弘道館「正庁」です。
「青天を衝け」では正庁でも撮影が行われていました。こちらの庭に見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
<正庁の特長>
- 藩主が臨席し、文武の試験を行なった場所
- 「游於藝」の扁額
弘道館の対試場に面した正庁の長押にある「游於藝(げいにあそぶ)」という斉昭の書。
これは論語より一節より抜粋されたものです。
「游於藝」は、「論語」述而篇の一節「子曰 志於道 據於徳 依於仁 游於藝」(子曰く 道に志し 徳に拠り 仁に依り 芸に遊ぶ)によります。「游於藝」の「藝」は六芸(りくげい)、礼(儀礼)、楽(音楽)、射(弓術)、御(馬術)、書(習字)、数(算数)をさします。引用:弘道館
「文武にこりかたまらず、悠々と芸をきわめる」という意味だそうです。
文武両道が重視され、また、礼儀、儒学、天文学、数学、医学、蘭学、剣術、槍、柔術、兵学、鉄砲、馬術など幅広く学問を取り入れていました。
藩に学校を作ったのは全国的に見ても早かったわけではありませんが、弘道館には他の藩校とは違った特徴がありました。
現代で例えると総合大学といったところで、さまざまな教養を身につけられる場所でした。
正庁正席の間
中に入ると「正庁正席の間」があります。
藩主が臨席し、正席の間や二の間で行なわれた学問の試験、対試場で行なわれた文武の試験をここからご覧になったそうです。
畳縁まで「葵の紋」が入っていますよ。
床の間に掲げられているのは、日本遺産・弘道館の建学精神・教育方針が刻まれた記碑の拓本。
石碑は、弘道館公園の敷地内にある八卦堂に納められています。弘道館の建築は書院造建築の正統を受け継がれています。
弘道館の入学年齢は15歳から。生涯教育を原則とされていたので卒業はありませんでした。
身分、年齢など区切りはなく、千人ほどの藩士とその子弟が学問と武芸を学んだ場所。
40代の藩士もいたといわれています。
「正庁の玄関」と「左近の桜」
こちらが正庁の玄関と左近の桜です。広い式台が設けられています。(しきだい=公式の出入り口。社会的地位を表す象徴のひとつ)
正面に「弘道館」扁額が掲げられています。斉昭自筆のものだそうです。
玄関の舞良戸(まいらど)にも、明治元年(1868年)の弘道館の戦いのときの弾痕がのこっています。
左近の桜
玄関の前には、立派な左近の桜があります。
左近の桜は、斉昭夫人が水戸家に御降嫁された時に仁孝天皇から賜わったもの。
(江戸小石川の水戸藩邸に植えられていたものを弘道館開設の際に移植)
現在の桜は3代目で昭和38年に弘道館の修理工事が完了したのを記念して、宮内庁からゆかりのある苗木をいただき植えられました。4月には美しい花が咲き誇ります。
諸役会所
正庁の玄関から見える「諸役会所」が来館者控えの間です。
床の間の「尊攘」の掛け軸は、水戸藩の藩医で能書家の松延年の筆。
安政3年(1856年)に斉昭の命で書かれました。
襖の引手にも葵紋が施されています。
国指定重要文化財「至善堂」
こちらが正庁の奥、長い廊下で結ばれている「至善堂(しぜんどう)」です。
至善堂の名称は、斉昭が四書のひとつ「大学」の一節からとって命名したもので、「人間は最高善に達し、かつその状態を維持することを理想とすべきである」という意味がこめられています。藩主の休息所であり、また諸公子の勉学所でもありました。
引用:弘道館
至善堂ってこんな意味があったんですね。
第15代将軍徳川慶喜が過ごした場所
言わずと知れた最後の将軍、第15代将軍徳川慶喜も、父斉昭の厳しい教育方針で5歳の時から弘道館で英才教育を受けていました。
大政奉還や新政府軍への江戸開城を行なったことで有名ですが、慶応3年(1867年)の大政奉還後、至善堂で4ヶ月間の謹慎生活を送りました。
徳川慶喜って多趣味でカメラを愛好したり、サイクリングも好きだったそうです。あと実は手裏剣の達人だったんだとか!
芸術も趣味だったのは、弘道館で学んだことが影響しているのかもしれませんね。
弘道館敷地内のその他の見どころ
重要文化財以外にも、歴史が残る施設があります。
対試場
正庁の前の広場が「対試場」でした。武術の試験などが行なわれた場所です。
藩主は正庁正席の間から試験の様子をご覧になっていたそうです。
孔子廟(こうしびょう)
孔子廟は、弘道館の「神儒一致」の教義にもとづいて、儒学の祖・孔子を祀るために建てられたもの。
廟の構造は、大成殿(中国の孔子廟の本殿)を模した入母屋造り瓦葺で、屋上には2種類の架空の動物(鬼犾頭・鬼龍子)の像を置いた特異なもので、孔子の生地(中国山東省曲阜市)の方向(西)を向いています。内部は、土間で高く設けられた室内に孔子神位の木牌を安置しています。引用:弘道館
孔子廟内は通常公開されていません。
「鬼犾頭」と「鬼龍子」
孔子廟の屋根にも注目してみてください。
鬼犾頭(きぎんとう)は、龍頭魚尾で一種のシャチホコ。
火災除けの意味が込められています。竜の頭からクジラのように水を噴出している形をしていますよ!
鬼龍子(きりゅうし)は形が猫に似ていて、すう虞(ぐ)←古代中国の伝説上の生き物を象ったものだそうです。
生物を食せず至信の徳があるとされています。
学生警鐘
「学生警鐘」は、孔子廟の西側にある鐘楼です。
複製ですが、斉昭自鋳の鐘が吊り下げられています。
鐘の外側に斉昭自筆の「物学ぶ人の為にと さやかにも 暁告ぐる鐘のこえかな」という和歌が施されています。
実物の鐘は展示室で展示しています。
八卦堂
建学の精神の象徴である弘道館記碑が納められている「八卦堂」。昔は敷地の中央に位置していたそうです。
昭和の戦災で、八卦堂は焼け昭和28年に復元されています。戦災の時には中の弘道館記碑を守られていたそうです。
八卦堂の中は公開されていません。
弘道館記碑、要石歌碑、種梅記碑があります。
弘道館記碑には、寒水石に「弘道館記」が斉昭公の書、篆額で刻まれる。
(弘道館記は、弘道館建学の精神を象徴するもの。)
要石歌碑には、斉昭の自詠自筆
「行末も ふみなたがへそ蜻島(あきつしま) 大和の道ぞ要なりける」
詩の意味は、日本古来の道徳は永久不変だから、この道を踏み間違えることがあってはならない。というもの。
この大意と鹿島神宮の要石になぞらえて「要石歌碑」という名が付けられたといわれています。
斉昭は、春に咲く梅を愛しており、「種梅記」に斉昭が梅に込めた思いが記されています。
弘道館の鹿島神社
鹿島神社は、安政4年(1857年)5月9日に遷座祭が行われました。
ご祭神は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)です。常陸一宮である鹿島神宮から分霊し祀られています。
鹿島神社本殿、拝殿、中門、瑞垣が水戸市指定文化財になっています。
鹿島神社の御朱印
こちらは弘道館・鹿島神社の御朱印です。
宝物は、徳川斉昭公が鹿島神宮の神剣を模して自作した八雲鍛(やくもきたえ)の太刀。
弘道館の鹿島神宮の総本社となる「鹿島神宮」についてはこちら!
文館跡(現在は梅林)
現在は梅林が広がる場所には、「文館」がありました。明治元年に弘道館の戦いのときに焼失。
武館(現在は水戸市立三の丸小学校)
剣術・槍術などを教える3棟の「武館」がありました。
弘道館では、午前中は文館、午後は武館に通うという決まりがありました。「朝文夕武」というそうです。
弘道館建学の精神のひとつ「文武一致」を実践しており、正庁を挟み左右、北と南に館と武館を配置していました。
設計からも「文武一致」が表されていました。
明治元年の弘道館の戦いのときに焼失し、現在は水戸市立三の丸小学校があります。
現在の小学校の校舎も弘道館の歴史を残しています。
調練場跡
砲場・弓砲場・馬場・鉄砲場などがあった軍事練習場は、現在は茨城県三の丸庁舎と茨城県立図書館です。
医学館跡
天保14年(1843年)に作られた医学館は、現在は水戸市三の丸市民センターがあります。
土塁とお堀
水戸城三の丸の土塁と堀は茨城県指定史跡です。お堀の周りには桜が植えられ、春の桜の名所となっています。
当時の弘道館は、現在の弘道館公園の敷地よりもさらに広かったんですね。
2021年6月27日に公開された復元された「二の丸角櫓」です。
水戸城跡三の丸にある弘道館へ来たら、水戸城跡の二の丸、本丸にも足を伸ばしてみてください!
水戸城跡を巡りルートはこちらで紹介しています。
「弘道館」と「偕楽園」の関係
弘道館と偕楽園は、「一張一弛(いっちょういっし)」という思想により作られました。
2つは対になる施設です。
弘道館は一張、偕楽園は一弛に例えられました。
「弘道館」厳格に学問に励む場所
「偕楽園」藩主から武士、領民までみんなで楽しむ場所
時には厳格に、時には寛容に生きるべきという儒学の思想です。
対になる場所なので、偕楽園とセットで訪れるのがおすすめです。
弘道館から偕楽園への行き方
バスなら「水戸漫遊フリーきっぷ」
水戸市には偕楽園、弘道館の他に徳川ミュージアムや歴史館などの施設もあります。
バスで移動するなら1日フリーきっぷもあるので活用してみてください。
1日乗り放題になるだけでなく、きっぷを施設の窓口で提示すると弘道館などの入場料金が割引になるサービスもありますよ!
- 大人:400円
- 子ども:200円
- 対象区間1日乗り放題
- 入館料割引の特典あり
きっぷ発売所:水戸駅北口バス停7番のりば前<茨城交通>
弘道館「水戸の梅まつり」
こちらは「夜梅祭」のときに梅林です。
水戸の梅まつり
毎年2月中旬~3月31日ごろ
会場:弘道館・偕楽園
弘道館や周辺には、徳川斉昭公が愛する梅がたくさん植えられていました。
現在も約60品種800本の梅が植えられ、水戸では偕楽園と共に梅の名所として知られています。
偕楽園よりも静かに梅を観賞できる場所。
梅まつり期間中には、正門が開放され、八卦堂・孔子廟特別公開されたりします。
夜梅まつりでライトアップも
夜・梅・祭では、正庁などで特別公演なども行われますよ!普段見ることができない弘道館の姿を見ることができます。
その他の年間イベント
弘道館本開館記念イベント
毎年5月9日に安政4年(1857年)5月9日に弘道館が本開館したことを記念した講座と特別見学会を開催。
八卦堂と孔子廟、祝詞、鳥瞰図の特別公開が行われます。
夏休み特別企画「弘道館・水戸城探検!」
7月下旬ごろには、夏休みに親子で参加できる「弘道館・水戸城探検!」という体験型イベントを開催
弘道館仮開館記念イベント
天保12年8月1日の仮開館を記念したイベントを開催
弘道館の創設された経緯などの解説や至善堂で「弘道館記」の書写や素読を体験。
講座「水戸空襲と弘道館」
8月初旬ごろには、昭和20年8月2日水戸空襲での弘道館・偕楽園の状況を解説する講座、見学会が開催
孔子廟特別公開・論語素読
昭和45年11月1日に孔子廟が復元されたのを記念した孔子廟の特別公開・釈奠(せきてん)関係資料の展示。「論語」の素読も体験!
歴史や好きな方、刀剣が好きな方は、初代徳川家康公の遺品を中心に約3万点の所蔵品がある「徳川ミュージアム」へも足を運んでみてはいかがでしょうか。
再現された貴重な日本刀も見応えがあり、水戸徳川家のまとまった史料が見られるのもここだけです!
こちらでは茨城県の歴史に触れることができます。県指定文化財なども点在しているので、歴史好きな方におすすめです。
まとめ
水戸藩の歴史が残る弘道館の館内は、藩校当時の空気感が感じられる場所です。
当時の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
偕楽園、水戸駅から近いので、周辺を散策する際に訪れるのもおすすめです。
周りにもランチや神社・史跡など見どころもあるのでこちらも参考にしてみてください!