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保和苑(桂岸寺)水戸のあじさいまつり・由緒・御朱印【2024年度版】

保和苑 あじさいまつり 水戸
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6月、梅雨時期の水戸市内では「水戸のあじさいまつり」が開催されています。

そのメイン会場になるのが、あじさいの名所としても有名な「保和苑」です。

保和苑は、町中にあるお寺に隣接されている庭園なのですが、けっこう広い園内にたくさんのあじさいが咲くので見応えも十分!

夜はあじさいのライトアップ、夜のあじさいまつりなども開催されるため、多くの観光客の方で昼夜問わずにぎわうスポットです。

今回は、保和苑で開催されるの「水戸のあじさいまつり」についてご紹介していきます。

水戸藩、水戸黄門とゆかりがあり、歴史も残されている場所なのでお寺の方もチェックしてみてください。




【保和苑のあじさいまつり】2024年の開花状況や駐車場情報

6月になると水戸市の「保和苑」にはアジサイを見にたくさんの観光客が集まります。

「水戸のあじさいまつり」が開催される、あじさいの名所として知られています。

保和苑は水戸黄門(徳川光圀)やほかの水戸藩士ともゆかりがあり、歴史的な価値もある場所です。

 

保和苑の敷地は約1.5haあり、園内に約100種類、6,000株のあじさいが植えられています。

太古から近代までの歴史的遺産が点在しているので、水戸のロマンチックゾーンにもなっています。

 

素敵な写真も撮影できるので、今では老若男女問わず楽しめる場所ですよ!

保和苑はいつでも入場用無料ですが、あじさいまつりの期間は駐車場が有料になります。

保和苑のあじさいの見頃時期と開花状況

昨年は、6月15日に見頃を迎えていました。

 

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週末は駐車場に警備員さんがいたり、雨が降ったりやんだりしていましたが多くの方が訪れていたようです。

 

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色合いもとても素敵ですね。

2024年「水戸のあじさいまつり」の日程・概要

水戸のあじさいまつりは、例年6月中旬~7月上旬に開催されます。

日程:2024年6月中旬~2024年7月初旬
会場:保和苑及び周辺史跡
住所:水戸市松本町13-19(保和苑)
料金:無料
定休日:なし

保和苑、周辺史跡が会場となり、誰でも無料であじさいを楽しむことができます。

また例年ですとお祭り期間中に、ライトアップ夜のあじさいまつりも開催されます。




保和苑のあじさい巡り

保和苑 水戸 あじさいまつり 案内図

こちらは2019年の水戸のあじさいまつりのパンフレットに掲載されていた保和苑の案内図です。

保和苑はこのような感じになっています。

保和苑 あじさい 水戸 開花状況

斜面にも彩り鮮やかななあじさいが咲き、苑内にある小道へ入ってもあじさいに囲まれています。

保和苑 あじさい 水戸 開花状況▲観光いばらきフォトライブラリーより

なんともお寺らしい風景で素敵ですね。

 

同じあじさいでもけっこう違うので、好きな色や形のあじさいを見つけることもできます。

園内は順路に従って歩いていくと芝生広場が見えてきます。滑り台、ブランコなどの遊具があるので、お子さまと一緒に来ても楽しめますね。

 

日本庭園の美しさが詰まった広場では、ベンチに座って日本の梅雨時期の美しさと水戸の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

孔雀がいたり、見晴らし台があって谷を眺めることができます。

 

下りていくと湧き水が注ぐ「明星ヶ池」という池があり、静かな時間が流れています。

ここはみんなの写真撮影スポット!

町中にあるのに意外と広い敷地に驚くかもしれませんね。

あじさいが咲く苑内で癒されること間違いないでしょう。

急な雨には「アイカサ」

この時期、急な雨が降ることもありますよね。

水戸市内では傘のシェアリングサービス「アイカサ」の設置が始まりました!

 

保和苑を含む市内観光スポットでも利用できるようになるので、観光でも便利に使えるようになりますよ!




保和苑の「夜のあじさいまつり」ライトアップも!

保和苑のあじさいまつり期間中には、会場でさまざまなイベントも開催されます。

その中でも人気なのが「あじさいのライトアップ」です。

夜ならではの幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

ライトアップ以外にも1日だけ「夜のあじさいまつり」が開催されます。

保和苑を舞台にキャンドルアートが設置されたり、提灯の貸出も行われるので、提灯を持って苑内を歩くことができます。

期間中に開催されるイベントなどについては下記ページでチェックすることができます。

あじさいライトアップ~明星の道~

期日
時間 19:00~21:00
会場 保和苑 明星ヶ池周辺

 

夜のあじさいまつり

期日
時間 19:00~21:00
会場 保和苑

 

淡く色鮮やかなあじさいもライトアップされると雰囲気がガラッと変わって、とても素敵ですね。

蛍も見られるなんて!

見ごたえのある園内は無料で楽しむことができて、梅雨ってジメジメして不快に感じることもありますが、保和苑のあじさいもかなり癒されますよ。

そんなあじさいが有名で人が集まるお寺の庭園ですが、水戸藩と深いゆかりのある場所です。




保和苑のある大悲山保和院桂岸寺

秋の紅葉も素敵な景色じゃないですか?

そもそも保和苑は、大悲山 保和院桂岸寺(けいがんじ)に隣接される庭園です。地元では水戸谷中の二十三夜尊と呼ばれています。

お寺の概要
  • 正式名称:大悲山保和院桂岸寺
  • 通称:二十三夜尊
  • 宗派:真言宗 豊山派
  • 建立:天和2年(1682年)
  • ご本尊:勢至菩薩

このお寺のはじまりは天和2年(1682年)です。

水戸藩の家老だった中山信正の供養のために中山備前守信治が建てました。

 

当初は香華院(こうげいん)と称していましたが、12年後に徳川光圀(水戸黄門)によって「保和院」と改称。

現在のようにあじさいが植えられ、日本庭園造りが始まったのは昭和になってからだそうです。(住職の奥さんを中心に周辺の住民の方々が保存会を結成)

それから「保和苑」という名前になりました。

境内の水戸黄門像

水戸 保和苑 あじさい 水戸黄門ご一行像

立派で趣のある仁王門をくぐると、「水戸黄門さまご一行の像」があります。

水戸藩とゆかりのあるお寺ですからね。

こちらの石像はいつ頃造られたのかは不明だそうです。現存する中では最も古いと言われています。

 

右に助さん、左に格さん。よく見てみると、水戸駅や千波湖、徳川ミュージアムにあるこれまでの水戸黄門ご一行像とはちょっと顔の雰囲気が違う気もします。

顔に丸みがあって、目の感じもちょっと昔の雰囲気がしますよね。

桂岸寺の本堂

桂岸寺の勢至菩薩を本尊とする本堂です。

本尊は勢至菩薩で、行基の作と伝えられ、佐竹貞義の護持仏(ごじぼとけ)でした。縁日は毎月旧暦23日で、特に正月・5月・9月・11月は賑わいます。 縁結び・金運・合格に恵まれるとして遠く県外からも参拝者があり、世俗に「霜月三夜は逃げても詣れ」ということわざもあります。引用:二十三夜尊桂岸寺

 

ぴんころ地蔵尊

本堂の左手へ進むと「ぴんころ地蔵尊」があります。

「ぴんぴんと元気に天寿を全うし、ころりと大往生をとげる」

お参りをすると天命を全うすることができ、ぴんぴんころりと最期を迎えられるご利益があるそうです。

毎月23日は「ぴんころ地蔵尊ご縁日」が行われています。

 

境内にはあじさいまつりの期間中、歴史についてガイドしてくれるアドバイザーさんもいるので、詳しく聞いてみるのも面白いかもしれません。

無所だめの大蛇

保和苑を順路通りに歩いていき後半に「無所だめの大蛇」という石柱があります。これには大蛇にまつわる伝説が書かれています。

保和苑の奥に「無所だめ」と呼ばれるため池があり、大蛇にまつわる伝説がある。蛇とりの名人がその大蛇を捕まえにきて、笛を吹いて大蛇をおびきよせ、なわで捕まえた。ところがこの大蛇は子どもをみごもっていた。名人は妻が妊娠している時だったので、哀れに思って大蛇を逃してやった。大蛇は草むらをとおって那珂川に去っていったという。

茨城の民話にも大蛇のお話はいくつかありますが、だいたい大蛇が現れて危機迫る感じが多いですが、この話はおびき寄せて縄で捕まえちゃってるのがすごい。でも優しい。

 

境内をのんびり散策しながら、水戸藩士のお墓へも足を運んでみませんか?

桂岸寺の水戸藩士のお墓

水戸藩と深いゆかりのある場所なので、藩士のお墓もたくさんあります。

保和苑には、藤田東湖(とうこ)、藤田小四郎などの水戸藩士のお墓がたくさんあります。

水戸藩付家老 中山備前守の墓

頼房と光圀に仕えた家老の信正公はこの地で眠ることを望んでいました。墓石は墓地の奥の方です。

(アジサイの時期に来ると場所はちょっと分かりにくいかもしれません。)

 

四角い枠に丸い石のお墓。

墓石から見る門の先には、常陸太田市の瑞龍山(ずいりゅう)が。水戸徳川家の墓所がある方角になっています。

保和苑には見晴台がいくつかありますが、これはもともとの地形ではなく造られたものです。水戸城が見えるからと云われています。

主君のお城を見守っているということですね。

墓石に刻まれている「恭子(きょうし)」

諡、いまでいう戒名のようなもので、名付けたのは光圀公。(意味:丁寧な、つつしみ深い、礼儀正しい人)

きっと恭子という名前の方は特に気になりますね。私も同じ漢字なので見逃せませんでした!

回天神社と回天館

保和苑の隣 回天神社 回天館

保和苑と同じ敷地内には「回天神社(かいてんじんじゃ)」「回天館」があります。

回天神社は、幕府と戦い殉職した水戸藩士たちが祀られる神社です。そして、回天館内には天狗党に関する資料展示されています(無料)。

誰でもお参りすることができるので、歴史に興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

桂岸寺の御朱印

桂岸寺の御朱印ですが、御朱印料は300円です。

受付は本堂右手の庫裏くりになります。

保和苑の駐車場とアクセス方法

駐車場

保和苑の駐車場は、基本的に無料で利用することができますが、あじさいまつり期間中は有料になります。

保和院の境内の駐車場は1時間400円です。

周辺に無料駐車場も用意されます。

茨城県水戸生涯学習センター跡地 土日のみ
茨城県水戸市愛宕町4
常陽銀行末広町支店 土日のみ
茨城県水戸市末広町1丁目4−17
鮨・割烹一心 第2駐車場  平日のみ
茨城県水戸市上水戸1丁目7−28
茨城県信用組合上水戸支店 土日のみ
茨城県水戸市 上水戸3丁目3−28

平日のみ、土日のみとあるので注意しましょう。

アクセス

保和苑(大悲山 桂岸寺)
住所 茨城県水戸市松本町13-19
問い合わせ先 水戸市役所観光課 
029-224-1111(代表)
アクセス バス:水戸駅北口7番乗り場から茨城交通「栄町経由茨大・渡里」行きに乗車(約15分)
保和苑入口バス停下車

 

水戸のあじさいまつり「水戸八幡宮」

保和苑ともう1つの会場が水戸のあじさいまつりの会場となっています。

それが「水戸八幡宮」です。

水戸八幡宮は、文禄元年(1592年)に創建された神社です。

境内には約60種、5,000株以上の山あじさい、西洋あじさい系、浜あじさい系が咲き誇ります。

国指定重要文化財の本殿、国指定天然記念物のオハツキイチョウなど戦災を免れた文化財も現存しています。

水戸八幡宮
住所 水戸市八幡町8-54
TEL 029-221-5327
休日 なし
料金 無料
駐車場 あり・無料
アクセス 水戸駅北口バス乗り場7番(末広町経由)に乗車「栄町2丁目」下車、約15分
常磐自動車道・水戸ICから約20分
ホームページ 水戸観光コンベンション協会

 

水戸のあじさいの名所「保和苑」

大悲山保和院桂岸寺に隣接する「保和苑」は、水戸藩ゆかりの地である庭園です。昭和になってあじさいなどが植えられ整備されました。

6月には見事なあじさいが咲き誇り、庭園の景色を彩ります。

あじさいまつり期間中には駐車場が有料になりますが、無料の駐車場も用意されます。

また、梅雨時期には急な雨も気になりますが、水戸市では駅や観光スポットに傘のシェアサービスも開始されるとのことです。

ぜひ足を運んでたのしんでみてください。

【参考資料】

水戸のロマンチックゾーンで「あじさいまつり」6000株が初夏彩る|水戸経済新聞
https://mito.keizai.biz/headline/1131/

茨城)県内梅雨入り アジサイ映える季節|朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASM674J9YM67UJHB004.html