茨城県石岡市の「常陸風土記の丘」は、巨大な獅子頭がシンボルにもなっている文化史跡が多く残る施設です。
犬を連れてお散歩したり、春には桜を楽しんだり、ランチにお蕎麦を食べて休日をのんびり過ごしませんか?
常陸風土記の丘(石岡市)巨大な獅子頭がシンボル!桜の時期もおすすめ
巨大な獅子頭がシンボルとなっている石岡市の「常陸風土記の丘」。(読み方は「ひたちふどきのおか」です)
常陸風土記の丘とは
常陸風土記の丘は、古くからうるおいある文化を築き、数多くの文化史跡や名所旧跡、民俗 芸能が伝承されてきた『歴史の里・石岡市』の歴史的財産を有意義に活用し、歴史、伝承、体験学習、スポーツ、コミュニティーなど、心ふれあう余暇を活用するための施設です。
引用:常陸風土記の丘
常陸風土記の丘は、こういった歴史的を知ることができる施設です。
何故、石岡市のこの土地に歴史を感じることができる施設があるのかというと、市内には、今から1万年以上も前の旧石器・縄文時代から弥生時代の数多くの遺跡があるのです。
4~6世紀の古墳時代の遺跡では、舟塚山古墳(茨城県内最大規模)、府中愛宕山古墳、要害山一号墳など数多くの古墳が見られます。
こういった遺跡から、古代豪族がこの地に割拠していたことを物語っていると言われています。
石岡市には昔、国府があった
そして、約1300年前の7世紀、現在の茨城県は「常陸国(ひたちのくに)」と呼ばれていました。
広大で海や山の幸にも恵まれ、全六十余国のうち最上の「大国」とされ、憧れの聖地だったと伝えられています。
その常陸国の中心地である国府があったのが、現在の石岡市(旧茨城郡)です。
国府の長官である国司が執務した国衙跡の遺跡は国指定史跡に登録されています。
園内は無料で、犬や猫を連れてお散歩に来られている方も多いスポット。(※一部の有料エリアがあり)
園内には歴史的建造物も多く、案内所は江戸時代後期の長屋門(旧内田家)が使われています。
鹿の子史跡公園(有料)
鹿の子史跡公園は、住居・工房・官衙ブロックに分かれ、発掘調査で発見された遺跡の一部が復元されています。
古代家屋復元広場(有料)
1万年以上も前の遺跡が発見されているこの地で、その時代の家屋を復元したものになります。
展示研修施設(有料)
「展示研修施設」では、市内で発掘された貴重な埋蔵文化財、遺物を遺跡別に展示されています。
古代から近世にいたる石岡市の歴史の常設展示から企画展や特別展も行われています。
会津民家
福島県会津地方の民家を移築復元したもの。江戸時代に肝煎(きもいり:名主)を務めた家で、南会津の貴重な文化遺産です。
日本一大きい獅子頭は展望台に
遠くから見てもインパクトあり!
「石岡のおまつり」に巡行する獅子頭で、常陸風土記の丘のシンボルであり公園の見守り役となっています。
高さは14m、幅10m、奥行き10mというサイズ。日本一巨大な獅子頭で展望台になっています。
常陸風土記の丘で映画のロケ地巡りも
常陸風土記の丘では、映画のロケ地としても活用されています。
最近では人気・話題になった映画『翔んで埼玉』の撮影が行われました。
この他にも2018年3月に公開された映画『曇天に笑う』では、風土記の丘の会津民家が主人公の曇三兄弟(くもうさんきょうだい)の住居として使われました。
その様子は上記の公式ページの特集でもご覧いただけます。
常陸風土記の丘の遊具・園内の見どころ
園内には子どもが遊べる遊具もありました!
ちびっこ広場
子どもがのびのび遊べるエリア。カラフルな遊具が設置されています。
遊具のすべり台にも獅子頭が。広場は芝生が広がっているので、思い切り走り回ることもできますね。
時の門
園内にある石のモニュメントも印象的です。
この「時の門」は、古代・中世・近世・近代・現代をそれぞれ表現しているのだとか。
水際公園
水際公園では季節ごとにいろんな花を楽しむことができます。桜、ゆり、蓮など。
古代ハスは7月中旬から8月中旬まで楽しむことができますよ。ただし、蓮を見るなら早朝がおすすめです。
蓮の咲く公園なら古河市のこちらの公園もおすすめ!
常陸風土記の丘の桜「さくらまつり」
常陸風土記の丘では、春になると桜まつりが開催されます。
4月上旬ごろからソメイヨシノが咲きはじめ、シダレザクラ、ボタンザクラなど次々開花していきます。3種の桜が約1ヶ月ほど咲き誇ります。
幻想的な夜桜のライトアップも行っているので、昼と夜どちらも楽しんでみてください。
常陸風土記の丘でランチ『御食事処 曲屋』
園内でランチができる『御食事処 曲屋』。
江戸時代後期の曲屋(旧坂家住宅)で食事をすることができます。
お蕎麦やうどんを中心に、抹茶や白玉なども用意されています。
1番人気は、ヘルシーなダチョウ肉を使った「韋駄天そば」なんだそうです。
どんなメニューがあるのか気になりますよね。こちらの公式ページでチェックできます。
お土産
「長屋門(旧内田家)」にある売店でお土産も購入することができます。
常陸風土記の丘オリジナルのアイテムや被災地復興キャンペーン『食べて応援しよう』の第一弾、福島県昭和村で作られたエゴマ商品の販売も行われています。。
石岡市にあるダチョウ王国のカレーも。
常陸風土記の丘のアクセス・駐車場情報
住所 | 茨城県石岡市染谷1646 |
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TEL | 0299-23-3888 |
アクセス
電車・バスでのアクセスは、JR常磐線石岡駅から関鉄グリーンバス「林経由柿岡車庫行き」に乗車し「村上バス停」にて下車。バス停から徒歩15分です。
車の場合は、常磐自動車道の千代田石岡ICから約15分。石岡小美玉スマートICから約10分。
駐車場
駐車場は大型バス11台、普通車が125台駐車可能です。料金無料。
施設情報
開園時間 | 3月~10月:午前9時~午後5時 11月~2月:午前9時~午後4時 |
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休園日 | 月曜日・年末年始(12月28日~1月2日) |
入園料 | 無料・一部有料エリアあり |
有料エリア | こども(6歳以上16歳未満):150円 おとな(16歳以上):310円 |
住所 | 茨城県石岡市染谷1646 |
ホームページ | http://business2.plala.or.jp/fudoki/index.html |
常陸風土記の丘の周辺おすすめスポット
石岡市でおすすめのスポットを紹介。常陸風土記の丘と合わせて観光やお出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか。
茨城県フラワーパーク
茨城県フラワーパークは、花と緑をテーマにした公園です。
四季折々の花々が楽しめるだけでなく、アスレチックなどもあるので家族でのお出かけにも人気のスポット。
茨城県内で2番目に長いすべり台や冬に開催されるイルミネーションも有名です。
▼石岡市の茨城県フラワーパークについての情報はこちら
常陸國總社宮
常陸国総社宮は、常陸国の総社で創建1000年を誇る茨城県の神社です。
御朱印集めや神社巡りが好きな方におすすめのスポットで、手塚治虫プロダクションとコラボした御朱印帳やお守りが人気です。
ジャングル大帝の限定御朱印帳はデザインがカワイイですよ!
▼石岡市の常陸國總社宮についての情報はこちら
石岡のおまつり
常陸国総社宮の例大祭は「関東三大祭り」のひとつでもあります。毎年約40万人の人出がある有名なお祭りです。
地元では「石岡のおまつり」と呼ばれ親しまれています。
▼石岡市の「石岡のおまつり」についての情報はこちら
ダチョウ王国石岡ファーム
石岡市にある「ダチョウ王国石岡ファーム」は、ダチョウをメインにさまざまな動物たちと触れ合うことができる観光牧場です。
園内では「ダチョウの肉」を使った料理やバーベキューも楽しむことができます。
動物好きな方、お子さまとのお出かけスポットにもおすすめ!
▼石岡市の「ダチョウ王国石岡ファーム」についての情報はこちら
つくばねオートキャンプ場
アウトドア好きさんは、石岡市の「つくばねオートキャンプ場」でバーベキューやキャンプをして楽しむのもおすすめです。
フリーサイトは景色が良く、料金が安いのが魅力的なキャンプ場です。
▼石岡市の「つくばねオートキャンプ場」についての情報はこちら
やさと温泉 ゆりの郷
「やさと温泉 ゆりの郷」は、石岡市でおすすめの温泉施設です。
筑波山を望む絶景が楽しめる露天風呂が人気。地元農家の新鮮な野菜などお買い物やお食事も楽しめます。
まとめ
文化史跡がたくさんある常陸風土記の丘。昔はこの地域が今でいう「都心」のような存在だったのでしょう。
桜の時期には園内が優しい雰囲気に包まれて、とても心地よく散策したりすることができます。
石岡市へ来られた際には、常陸風土記の丘へも訪れてみてはいかがでしょうか。