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【六地蔵寺の桜】水戸市でシダレザクラが最も有名なスポット

六地蔵寺 水戸 桜 御朱印
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茨城県水戸市の6体の地蔵を本尊としている「六地蔵寺」を紹介します。

深い歴史と水戸黄門(徳川光圀公)の逸話があることでも知られているお寺なのですが、春の六地蔵寺は水戸市の桜の名所としても有名なのです。

大変美しいシダレザクラが見られるので、写真撮影が趣味な方も気に入るスポットだと思います。

今回は、観光やお出かけという視点で「六地蔵寺の桜」に注目してみました。桜だけでなく、境内に残る重要文化財など見所、アクセス・駐車場情報も合わせて紹介していきます。




【六地蔵寺の桜】水戸市でシダレザクラが最も有名なスポット

六地蔵寺 水戸大師 枝垂桜 水戸市の御朱印めぐり

水戸市六反田というところにある「水戸大師 六地蔵寺」

六地蔵寺の概要
  • 正式名称:水戸大師 六地蔵寺
  • 開山:大同2年(807年)
  • 宗派:真言宗
  • 山号:倶胝密山(ぐていみつざん)
  • 院号:聖宝院(しょうほういん)
  • 本尊:六地蔵菩薩(行基菩薩作)

倶胝密山 聖宝院 六地蔵寺は、別名「水戸大師」とも呼ばれる真言宗のお寺です。

水戸の中心からはかなり離れた旧常澄村地区にあります。

 

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平安初期の大同2年(807年)の開基で、六地蔵菩薩(行基菩薩作)を本尊としてします。

開山は平安初期の大同二年(807年)。その後室町時代の永享元年(1429年)に、宥覚上人によって中興されました。さらに、室町時代後期には第三世の恵範上人が西国の諸大寺へ遊学し、経典の収集・書写に努めた事により、本寺は檀林となり、多くの著名な学僧・修行僧を輩出いたしました。大和国長谷寺(現奈良県桜井市)第三世能化宥義上人(本寺八世)もその御一人です。引用:水戸大師 六地蔵寺

多くの著名な学僧、修行僧を排出し、常陸国を治めていた大掾氏、佐竹氏、水戸徳川家と歴代の領主から厚遇されてきました。

水戸藩第2代藩主徳川光圀公ゆかりのお寺。境内にいまも残る地蔵堂、法宝蔵は光圀公が建立しました。

安産や子育て祈願で有名

六体の地蔵菩薩を本尊とする寺院は国内唯一だと言われています。

古来より安産子育て霊場として信仰されているため、現在でも「戌の日」には安産や子育て祈願に多くの人が訪れています。

茨城県で安産祈願と言えば、同じく真言宗の桜川市の雨引観音、東海村の虚空蔵堂が知られています。

>>雨引観音(雨引山楽法寺)は安産祈願と子育てのご利益で人気!御朱印や御朱印帳情報も紹介

また、境内には国指定文化財など数多くの文化財があるのも見どころです。

昭和25年に茨城県内の景勝地『茨城百景』に選定されています。

春は境内の桜が有名!お花見に市外からも足を運ぶ方は多くいらっしゃいます。

では、六地蔵寺の桜について紹介していきましょう。




六地蔵寺の桜まつり(シダレザクラ)

水戸大師 六地蔵寺 シダレザクラ 桜の名所 水戸市

境内には約30本の桜の木があり、樹齢約200年の見事なシダレザクラがあることは地元で有名です。

徳川光圀公が鑑賞した桜の子孫(ひこばえ)と言われています。(市指定文化財)

 

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六地蔵寺境内の中央にあるエドヒガン系のイトザクラで、小枝は下垂しています。花は淡紅色、樹姿は極めて優美です。胸高直径2.3m、根回り2.5m、樹高は約9mです。四方に枝を伸ばし、開花期には観覧者が多く訪れています。

 

立派なシダレザクラが見頃になる3月末から4月上旬に、六地蔵で桜まつりが開催されます。

 

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厳かな雰囲気の中で美しい桜が楽しめるので、お花見に訪れてみてはいかがでしょうか。

水戸の桜の名所となっています。

 

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桜の他にも樹齢1,100年を越える大杉や樹齢800年の大銀杏があります。




水戸黄門(徳川光圀)が寄進した地蔵堂と法宝蔵

 

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六地蔵寺の地蔵堂には本尊の六地蔵が安置されています。1700年に徳川光圀が寄進しました。

2階建てに見えますが、実は1階建てで意外と広い!中では大護摩修行が行われます。

 

 

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地蔵堂の右手にある「法寳蔵(ほうほうぞう)」も徳川光圀公が寄進しました。

江戸時代に入り徳川光圀が注目した蔵書を収めるために「法寳蔵」の建立を命じたことでも有名です。

蔵からは光圀公が修繕のために貯めておいた小判が見つかっています。

本堂

 

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本堂には徳川家の証である三つ葉葵の紋。

水戸徳川家との深いつながりが随所に現れていますね。




六地蔵寺の3,000点以上ある貴重な文化財

 

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水戸大師 六地蔵寺の文化財の数は金沢文庫、足利学校に次ぎ関東では公的機関を除き3番目に多いそうです。

平安時代から室町時代にかけて3,000点以上!

国指定重要文化財
  • 根来塗布薩盥4点

真言宗にとって重要な法要「伝法灌頂」を古来の道具でできる特別なお寺です。

県指定文化財

神皇正統記、絹本著色両界曼荼羅、絹本著色十二天立像、絹本著色真言八祖、羯磨、輪宝、金剛杵、金錍、、寄木造 香象(こうぞう)、木製黒漆 角盥(つのだらい)、銅板製 宝冠、木製黒漆 楾(はそう)、明鏡、龍輪宝羯磨文戒体箱、龍輪宝羯磨文説相箱、水晶製五輪塔形舎塔、六角宝胴幢幢形経筒、四脚門(中門)

典籍1975冊・文書479通は県指定文化財となっています。

市指定文化財
  • 六地蔵寺旧法寳蔵(ろくじぞうじきゅうほうほうぞう)
  • 地蔵堂
  • 六地蔵寺のシダレザクラ
  • 六地蔵寺の大イチョウ
  • 六地蔵寺の大スギ

水戸大師 六地蔵寺の御朱印

 

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六地蔵寺の御朱印は本堂左手の授与所でいただけます。

御朱印帳

 

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境内の桜が有名なので、御朱印帳も桜のデザインとなっています。




茨城の民話「六地蔵寺の七地蔵」

水戸大師 六地蔵寺 民話 水戸市

六地蔵寺に伝わる不思議なお話があります。

むかし、六反田(現在の常澄村六反田)の六地蔵寺に村人がお参りにいき、いつも六体あるお地蔵様が五体しかないのに気づきました。
不思議に思い、和尚さんにそのわけをたずねると、「ああ、そのお地蔵様なら、唐の径山寺が火事だというので、火消しにいっているのだよ。」と事も無げにいうのです。
村人は、お地蔵様が五体しかないのはいかにもさびしいので、急いで仏師に作らせて、新たに一体を奉納しました。
それからしばらくして、村人がお寺にいってみると、お地蔵様の数は七体になっておりました。
唐へいったお地蔵様が帰ってきたためだというのです。
それ以来、六地蔵寺の本尊は七体になったということです。

六地蔵が七地蔵に。1体増えてしまうというちょっとミステリーなお話でした。

六地蔵の公式サイトではこのお話は伝えられていませんが、金山寺とは何か関係があったのでしょうか。

六地蔵寺(水戸大師)へのアクセス・駐車場

六地蔵寺へのアクセスは、水戸駅からバスの場合だと茨城交通「六地蔵入口」バス停から徒歩5分。

車の場合はJR水戸駅から約15分(約6㎞)のところにあります。

高速道路を利用する場合は、水戸南インターまたは水戸大洗インターより国道51号経由で6分(2.5㎞)です。

駐車場は大型バスの駐車スペースもあり、約220台が収容可能です。

水戸大師 六地蔵寺
住所 茨城県水戸市六反田767
電話番号 029-269-2211
駐車場 無料
公式ホームページ 水戸大師 六地蔵寺

 

水戸の神社仏閣・御朱印めぐり

六地蔵寺をお参りするなら、車で15分ほどでアクセスできる水戸市の神社・寺院へも足を運んで御朱印めぐりなどしてみてはいかがでしょうか。

徳川家とゆかりのあるこちらもおすすめです。

六地蔵寺から常磐神社

「常磐神社(ときわじんじゃ)」は水戸の観光スポットの偕楽園の隣にある神社です。

江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社のひとつで、徳川光圀公(義公)と徳川斉昭公(烈公)をお祀りしています。

偕楽園とセットで参拝される方も多いですね。

六地蔵寺から水戸東照宮

地元では権現さんという名前で親しまれている「水戸東照宮」

水戸藩初代藩主徳川頼房公が1621年に創建し、境内には頼房公が奉納した銅灯籠や徳川光圀公が造らせた常葉山時鐘など文化財も多い神社です。

水戸駅北口から歩いて5分という場所にある駅近な神社なので、電車やバスで観光される方もアクセスしやすいのもおすすめポイント。

 

この他の水戸市内の神社仏閣、茨城県内の情報についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

六地蔵寺は地元では安産や子育祈願で親しまれ、また春には圧巻のシダレザクラが水戸を代表する桜の名所です。

水戸市内で神社や寺院めぐり、御朱印めぐりをするなら水戸黄門ゆかりのお寺「六地蔵寺」へ訪れてみてはいかがでしょうか。