茨城県笠間市の紅葉スポット「佐白山(さしろさん)」を紹介します。
秋の紅葉だけでなく春の桜も美しい場所なのですが、ここでは秋の紅葉に注目です。
2023さ年の佐白山の紅葉の見頃時期や周辺の観光スポットなども紹介するので、秋の笠間観光のプランにお役立ていただけたら光栄です。
佐白山(笠間市)は紅葉スポット!2023年の見頃と周辺観光も紹介

茨城県笠間市の佐白山では、春に桜、夏には緑と一年中豊かな自然を満喫できる場所。笠間盆地の中央にそびえ樹木に覆われる山の高さは標高182mと低い山です。
とにかく自然が溢れているので、笠間市の「自然の植物園」とも呼ばれていました。
鎌倉時代に笠間時朝によって築城された「笠間城」の下屋敷、時鐘楼、忠臣蔵の大石内蔵助の象があるなど歴史も感じることができます。
日本三大稲荷で観光スポットでもある「笠間稲荷神社」からもほど近く、徒歩で15分くらいです。
佐白山と笠間稲荷神社は「笠間稲荷と佐白山」として茨城百景に選定されています。
そんな佐白山の「佐白山麓公園」は、特に秋の紅葉狩りでおすすめスポットです。
【佐白山の紅葉】2023年の見頃時期と紅葉状況

佐白山の紅葉のビュースポットは「佐白山麓公園」です。
口コミの中には「京都の紅葉に負けないくらいの美しさで感動した」という声もあるほど、景色も空気もキレイな紅葉を楽しむことができます。
- モミジ
- イチョウ
紅葉のライトアップなどはありません。
現在の様子
2023年(令和5年)
佐白山麓公園の紅葉の見頃時期
見頃:11月13日頃~
落葉:11月22日頃~
佐白山の紅葉は11月上旬から色付きはじめ、見頃は例年11月中旬から11月下旬です。
紅葉の見頃ピークで鑑賞するなら、佐白山の紅葉状況と予報についてはこまめにチェックしておきましょう。
佐白山の紅葉と合わせて、同じく笠間市の「北山公園」へも足を運んでみてはいかがでしょうか。
佐白山の基本情報
佐白山 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間1015-2 |
入場料 | 無料 |
入場可能時間 | 制限なし |
お問い合わせ | 笠間市商工観光課 |
電話番号 | 0296-77-1101 |
公式サイト | http://www.city.kasama.lg.jp/ |
佐白山の歴史
佐白山の歴史についても少し紹介します。
笠間盆地の中央にそびえる標高約182メートルの佐白山。
佐白山麓の笠間稲荷神社

社伝によると飛鳥時代の651年に山麓に胡桃樹の下に笠間稲荷神社が創建されたと言われています。
胡桃の木の下にできたことから「胡桃下稲荷(くるみしたいなり)」とも呼ばれる、歴史ある神社です。
実際、笠間稲荷神社で御朱印をいただくと「胡桃下」の文字が入っているのが特徴。
観光スポットとしても人気の神社ですよ。
笠間城
1205年の鎌倉時代には笠間時朝(かさまときとも)が麓に麓城を築城。1219年(承久元年)山頂に笠間城を築城。
1873年(明治6年)の廃城令によって処分。
笠間城を築城すると城下町としても整備されました。
江戸時代中期には笠間焼も作られるようになります。
佐白山麓公園には、笠間城の下屋敷・時鐘楼・忠臣蔵の大石内蔵助の像などもあるので、紅葉を楽しみながら城跡めぐりをするのもおすすめです。
ハイキングコース
佐白山には長さ約4キロのハイキングコースがあります。
公営稲荷駐車場⇔笠間つつじ公園⇔大黒石城跡公園⇔石倉・佐志能神社
このコースは約2時間で歩くことができ、その中で笠間の自然や歴史に触れることができるハイキングコースです。
コースについては笠間観光協会のホームページでご確認いただけます。
佐白山へのアクセス・駐車場
佐白山へのアクセス方法です。
電車・バスでアクセスする場合はJR水戸線笠間駅よりバス5分(徒歩25分)。
車では北関東自動車道友部ICから約9分(7㎞)。
駐車場
駐車場は「稲荷駐車場」が無料で利用することができます。(約150台)
笠間市の周辺や茨城県内の紅葉スポットについてはこちらで紹介しています。
佐白山の紅葉を見た後には、周辺のスポットへも足を運んでみてはいかがでしょうか。
佐白山 正福寺(佐白山観世音寺)
佐白山麓にある正福寺(しょうふくじ)、別名・佐白山観世音寺は、「佐白山縁起」によると開創は白雉2年とされ、本尊は十一面観音座像で坂東33観音霊場の第23番札所になっている古寺です。
お寺の紅葉が楽しめます。
月替わりでいただくことができる御朱印でも人気のスポットです。
御朱印の種類は茨城県内で最も多いお寺なので、御朱印集めをされている方も多く訪れています。
駐車場も近く、笠間稲荷神社や笠間つつじ公園、日動美術館といった観光スポットにも近く立ち寄りやすいお寺です。
基本情報
佐白山 正福寺 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間1056−1 |
TEL | 029-672-1332 |
ホームページ | https://shouhukuji.net/ |
地図
佐白山城址公園

笠間城跡のある佐白山城址公園を散策してみてはいかがでしょうか。
「笠間城」は鎌倉時代から明治維新の藩籍奉還まで続きました。
当時、佐白山の自然の険しさを利用した山城は関東では珍しいものだったそうです。
無料駐車場から山を登っていくと、周囲の木々に囲まれながら、現存する笠間城の土塁や石垣、天守閣跡、巨石が立つ石倉などをゆっくりとみて回ることができます。
笠間城についてはこちらで詳しく紹介しています。
基本情報
笠間城跡 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間3613 |
ホームページ | 笠間市公式ホームページ内 |
地図
佐白山のとうふ屋
この投稿をInstagramで見る
笠間市の観光スポットの1つと言って良い場所です。
「佐白山のとうふ屋」さんは、お豆腐屋さんとしても旅番組などでも紹介されるくらい人気のお店です。
観光でも立ち寄って行かれる方もかなり多いですね。
ソフトクリームなど食べることができるので、佐白山の散策の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
基本情報
佐白山のとうふ屋 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間2810 |
TEL | 029-672-3072 |
ホームページ | 佐白山のとうふ屋 |
地図
佐白山の紅葉と楽しむ笠間の観光スポット

佐白山の紅葉や散策などと一緒に回りたい、近くの観光スポットを紹介します。
笠間日動美術館
「笠間日動美術館」は、日動画廊初代社長、創業者の長谷川仁が1972年に創設した美術館です。
所蔵するコレクションは約200点にも及び、国内外の作家の作品が幅広く展示されています。
- フランス美術の巨匠たちの作品が展示される「フランス館」
- 日本近現代の洋画を展示する「日本館」
- 企画展示館
館内にはこのような3つの建物から構成されています。
画家が使用していたパレットに自らが絵を施したパレットコレクションが必見です。
基本情報
笠間日動美術館 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間978-4 |
TEL | 0296-72-2160 |
ホームページ | 笠間日動美術館 |
笠間焼の陶芸体験
栃木県の益子焼とともに日本遺産に認定された伝統工芸「笠間焼」。
笠間市内の作家さんの窯元やギャラリーで作品を見たり、購入したりするのも良いですが、せっかくなので世界に一つだけの陶器を作ってみませんか?
笠間焼は色付けから手ひねり、ろくろの体験ができます。色付けなら子どもでも気軽にやることができますよね。
詳しくはこちらで紹介しています。
笠間稲荷神社

日本三大稲荷のひとつとされる「笠間稲荷神社」。
創建は第36代孝徳天皇の御代、白雉2年(651)といわれ、1340年以上の歴史があり、年間350万人以上の参拝者で賑わっています。(初詣の時期は茨城県内で最も参拝者が多い神社。)
御祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)様。
神社の拝殿に向かって右側にある樹齢400年にも及ぶ二株の藤樹は、県の天然記念物に指定されています。
春の藤の花が咲く時期は、境内には甘い香りが漂います。
秋には日本最古と言われる「笠間稲荷の菊まつり」も開催されているので注目してみて下ささい。
基本情報
笠間稲荷神社 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間1 |
TEL | 0296-73-0001 |
ホームページ | http://www.kasama.or.jp/ |
笠間つつじ公園

佐白山の近くには「笠間つつじ公園」があります。名前の通り、春に25品種8500株のつつじ咲く公園です。
紅葉の時期にも楽しめるのはハイキングです。山頂からの夜景も美しく、笠間が一望できます。
ハイキングコースは1時間弱のところです。
春に笠間市へ訪れる際は、ぜひ覚えておいていただいて「笠間つつじまつり」もチェックしてみてください!
基本情報
笠間つつじ公園 | |
住所 | 茨城県笠間市笠間1 |
TEL | 0296-73-0001 |
ホームページ | http://www.kasama.or.jp/ |
まとめ
茨城県には紅葉スポットが多くありますが、笠間市でも京都に負けないくらいの美しい紅葉を楽しむことができます。
秋に笠間市へお出かけになる際は、「佐白山麓公園」や「北山公園」の紅葉も楽しんでみてください。
伝統工芸の笠間焼、美術館やギャラリーも多いので、芸術の秋にもぴったりなお出かけになるのではないでしょうか。