「水戸市植物公園」を紹介します。
テラスガーデンや観賞大温室、ロックガーデン、ハーブ園などで構成される洋風庭園の植物園です。「水戸 養命酒薬用ハーブ園」では、ハーブガーデンエリアと江戸時代の水戸藩にまつわる薬草エリアが楽しめます。
ランチに園内のカフェ「フィオレンテ」の土日のみに食べられる薬膳料理を楽しんでみるのもおすすめです!
このページでは、水戸市植物公園の料金、駐車場やアクセス方法などの基本情報までまとめて紹介します。
【水戸市植物公園】ランチは薬膳料理?観賞大温室が2021年にリニューアル
「水戸市植物公園」は、テラスガーデン・観賞大温室・熱帯果樹温室・植物館・芝生園・ロックガーデンなどで構成されている洋風の庭園です。
周辺の自然に合わせて野草を植えたり、水面を多く取り入れているので水の流れも作り出されています。自然と人工美のバランスがとても良いのも特徴。
また、「水戸 養命酒薬用ハーブ園」ではハーブガーデンエリアと江戸時代の水戸藩にまつわる薬草エリアを楽しむことができます。
観賞大温室などの暖房は近くの水戸清掃工場の余熱を利用していることも特色です。
植物園というと珍しい植物や季節の花々をたくさん見られる場所というイメージがありませんか?
全国各地にある植物園にはそれぞれ個性があり、茨城県内の植物園でもそこでしか体験できないことが多く詰まっています。
水戸市植物公園も実はエンターテイメント空間で、園内では薬膳料理を楽しめるカフェが併設されていますよ。
園内マップ
出典:水戸植物公園
水戸植物公園の園内はこのようになっています。
駐車場に車を停めて、入園口の料金所へ向かいます。入園口もいつも季節の鉢花でいっぱいですよ。
水戸市植物園の入園料金
一般 | 300円/団体250円 |
---|---|
小中学生 | 150円/団体100円 |
県央地域在住の60歳以上 | 150円/団体100円 |
入園料は一般が300円、小中学生(県央地域在住の60歳以上)は150円です。安い!
入園時間は9時~16時まで。毎週月曜日がお休みとなっています。
2021年リニューアル
出展:水戸市植物公園
植物公園内へはオーバーブリッジを渡って入っていきます。花を眺めながら植物の世界へと浸りに行きましょう!春は藤棚がとっても甘い香りを漂わせています。
「テラスガーデン」というところは、水の流れを取り入れた庭園になっています。
滝があり裏側を歩くこともできるようです。少し濡れるかもしれないので要注意。春はチューリップが咲いていたり、夏から秋にかけては宿根サルビアが見られました。
テラスガーデンから続く「桂並木」は紅葉の時期がおすすめ!カツラの葉がハート型なので可愛いんですよ。秋の紅葉時期がとてもきれいで、特に葉が落ち始めたころもおすすめ。
「小池」には初夏になるとアサザでいっぱいに。7月にはギボウシやスイレンが満開です。見頃時期には池が鮮やかになりますよ。
「花の回廊」では、ハイビスカスやブーゲンビリア、アリストロキアといった熱帯・亜熱帯地域の花々を見ることができます。
水戸養命酒薬用ハーブ園
出展:水戸市植物公園
園内の奥の方へ向かうと「水戸 養命酒薬用ハーブ園」があります。このハーブ園は主に、ハーブガーデンエリア・水戸藩にまつわる薬草エリアの2つのエリアで構成されています。
ハーブガーデンエリアでは、イングリッシュガーデンの伝統的な工法が用いられた美しい石積みが私たちを迎えてくれます。
ウッドデッキからハーブガーデンを見渡してみてください。
園内の随所にバジルやローズマリー、セージなどが植えられているので、葉に優しく触れただけで甘い香りやスパイシーな香りが漂います。
「江戸時代の水戸藩にまつわる薬草エリア」では、水戸黄門こと水戸光圀公の時代から利用されていた薬草が栽培されています。植物園にも水戸らしさが出ていますね。
この「仏手柑」は水戸光圀が健康保持のため、中国から輸入したという記述が残されていると言われています。
水戸藩第二藩主の水戸光圀公が藩医に作らせた「救民妙薬(きゅうみんみょうやく)」という本がありました。この本は日本初の家庭医学書で、身近な薬草の使用法、処方箋が397種類も記載されています。
光圀公は病気になっても医者にかかることができない貧しい人々のために、身近に生えている植物で病を癒せるようにするために藩医に命じてまとめさせたと言われています。
さらにその後の水戸藩主9代の徳川斉昭は、弘道館を創設。館内に医学館だけでなく薬園を併設し、薬草栽培から製薬をしていました。
このような歴史的背景もあることから、水戸市でも歴史を伝えながらハーブ園に力を入れられているんです。
園内で収穫したハーブを乾燥させる夏から秋にかけては、植物館内が良い香りに包まれています。
水戸市植物公園はランチもできるフィオレンテ
水戸市植物公園【「夏を元気に乗り切る!薬膳メニュー」開始のお知らせ】 6月1日(土)から、土日限定で植物公園内の喫茶「フィオレンテ」にて、「夏を元気に乗り切る!薬膳メニュー」の提供を開始します♪ pic.twitter.com/TgEOnymCDm
— 水戸市植物公園 (@mito_botanical) May 31, 2019
園内のフィオレンテという喫茶店では、土日に数量限定で薬膳料理を食べることができます。
季節ごとにメニューが変わり、庭を望む全面ガラス張りの店内で薬膳料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。2月~3月にはお店の前のクリスマスローズが見頃に!
本日おやつは水戸市植物公園内喫茶フィオレンテさん@水戸市
⁂薬膳デザートとハーブティ🌿セット
梨と白きくらげ、クコノミのデザート
カモミールティ+お好みシナモン
シナモン入れると急に漢方、薬膳感が増します。嫌いじゃない。
今度は気になる薬膳ランチ食べに来よう♫#水戸美味スタンプラリー pic.twitter.com/oodYy7IXog— 柚子 (@mogumoguyuzu1) October 25, 2020
フィオレンテでは、薬膳料理だけでなく、ランチや軽食、スイーツ、トロピカルジュースなども用意されています。
花の売店もあり、苗や飲み物、ハーブグッズ、園内のコイのエサも販売されています。
▼水戸駅周辺、水戸市内でランチをするなら
【水戸市植物園のイベント】ナイトヨガや天体観測
普段は入れない夜の植物公園を開放!幻想的な夜の大温室探検や芝生園でのナイトヨガ、特製ハーブドリンクが楽しめる、一夜限りの特別企画 https://t.co/uBn3FY0XLR #水戸市 #ハーブ園 #養命酒 pic.twitter.com/rF55OUoQ0k
— music.jp (@musicjp_mti) September 5, 2018
水戸市植物園では大人が楽しめるイベントも開催されています。
その中でおすすめなのが、「Night Botanical Park」という普段は入ることができない夜の植物公園でナイトヨガや夜のハーブ園探検、天体観測を楽しめるイベントです。
イベント特製の製「光るモヒート」や「薬膳カレー」といった大人が楽しめるメニューも用意されています。
夜の植物公園で虫の音、ハーブの香り、葉が揺れる音に耳を傾けながら、ヨガや天体観測を楽しんで、心身ともにリフレッシュされてみてはいかがでしょうか。
▼水戸市植物公園のイベント情報はこちら
この他にも季節の花の企画展、ブリザードフラワーやフラワーアレンジメント、リースなどの体験教室といったさまざまなイベントや企画が開かれています。
水戸市植物公園の駐車場とアクセス情報
電車・バスの場合
電車やバスで来られる場合は、JR常磐線水戸駅から水戸駅の北口バスターミナル4番乗り場で「清水・桜ノ牧高校前経由 水戸医療センター行」のバスに乗り(約25分)、「小吹神社前」で下車しバス停から徒歩約15分ほどの場所になります。
車の場合
常磐自動車道水戸ICから約15分、北関東自動車道水戸南IC約20分です。
駐車場
水戸植物公園には普通車350台とバス10台が収容できる駐車場スペースが設けられています。駐車料金は無料です。
通常時はほとんど満車になることもありません。安心して車で来園できますね。
基本情報
施設名 | 水戸市植物公園 |
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住所 | 茨城県水戸市小吹町504 |
TEL | 029-243-9311 |
料金 | 一般300円、小中学生・本市60歳以上150円 |
営業時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時まで) |
定休日 | 毎週月曜日(祝日または振替休日のときは翌日)・年末年始(12月29日~1月3日) |
公式ホームページ | http://www.mito-botanical-park.com/ |
備考 | ベビーカー・車いすの貸出:有 |
茨城県内には、他にも植物園や花や植物のたくさんある公園があるので合わせて紹介していきます。
茨城県植物園(那珂市)
茨城県那珂市にある「茨城県植物園」は、噴水のある美しい沈庄園、回遊式庭園の岩石園などに約600種・約50,000本の植物が四季折々に開花し、景色を楽しませてくれる公園です。
たくさんの種類を集めたカエデ園、バラ園、ボタン園、ツバキ園などの施設のほか、熱帯植物館やきのこ博士館など見応えがある施設です。
植物や花が好きな方、お子さま連れのお出かけスポットとしてもおすすめです。
施設名 | 茨城県植物園 |
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住所 | 〒311-0122 茨城県那珂市戸4589番地 |
TEL | 029-295-2150 |
公式ホームページ | http://www.ibaraki-shokubutuen.jp/ |
▼茨城県植物園についてはこちらで詳しく紹介しています。
茨城県フラワーパーク(石岡市)
出展:茨城県フラワーパーク
石岡市の「茨城県フラワーパーク」は、約30ヘクタールの「花と緑の楽園」のテーマパークです。
春と秋のバラまつり、冬のイルミネーションなどのイベントが人気。
花や植物だけでなく、遊具や芝生の広場など子どもたちも遊べるようになっているので、家族でのお出かけ先としても親しまれています。
茨城県で2番目に長いすべり台、全長800mのロングスライダーが子どもだけでなく大人からも人気を集めるアトラクションです!
2021年春にリニューアルオープンされ、お洒落になったフラワーパークは注目のスポットです!
施設名 | いばらきフラワーパーク |
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住所 | 〒315-0153 茨城県石岡市下青柳200番地 |
TEL | 0299-42-4111 |
公式ホームページ | https://www.flowerpark.or.jp/ |
▼茨城県フラワーパークについてはこちら
この他にも県内には植物や花が楽しめる植物園、公園がたくさんあります。こちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
水戸市植物公園でのんびりと植物や季節の花を楽しみながら、薬膳料理も堪能して心身ともにリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか。
2021年にリニューアルする園内の施設もあるので、そちらがオープンしたら最新情報をお届けしたいと思います。