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日本の奇祭!大宝八幡宮「タバンカ祭」2024年の日程と駐車場情報も(下妻市)

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お祭りと言えば夏ですが、9月にも茨城県ではお祭りが各地域で行われています。

茨城県西部の下妻市でも非常に珍しいお祭りが行われ、「日本の奇祭」と言われているんですよ!

それが今回紹介する大宝八幡宮のタバンカ祭です。




日本の奇祭!大宝八幡宮「タバンカ祭」2024年の日程と駐車場情報も(下妻市)

大宝八幡宮の日本の奇祭神事「タバンカ祭(松明祭)」について公式サイトから引用します。

タバンカ祭とは、夜七時から始まる松明祭のことで、全国でも当宮でしか見られない珍しい火祭りである。その起源は、応安三年(1370年)大宝寺別当坊の賢了院が出火した際に、畳と鍋ぶたを使って火を消し止めたという故事を戯曲化したのに始まる。以来、600年にわたり行なわれてきた伝統の祭りであり、現在も毎年9月12日と14日に行われている。※2020年より第1土曜日一夜のみ

引用:松明祭(タバンカ祭)/大宝八幡宮公式

火を消し止めたという故事から始まったものだったのですね。

「冬瓜祭」から始まる

タバンカ祭には「冬瓜祭」と「松明祭」という2つの名前があり、冬瓜祭は神前に冬瓜をお供えし、松明祭では松明を燃やします。

お祭りが始める1時間以上前から鳥居の先の参道には三脚がずらりと並んでいます。カメラマンはすでに準備万端です。

タバンカ祭は19時から。時間になると本殿の裏の方から花火が打ち上げられ、会場もざわつき、始まりの期待が膨らみます。

お祭りが始まってすぐに松明(たいまつ)を燃やすわけではありません。

拝殿の方で祈祷後、7時半過ぎごろにようやく随神門の前に松明や祭人が集まります。

最初に「冬瓜祭」で冬瓜のお供えと祈祷が行われるのですね。なぜ冬瓜なのかはちょっと不明。

参道には安全のためにしめ縄が張られています。

拝殿の方には行くことができないので、お祭りが始まる前に行くか、大宝保育園の方から回り込むと冬瓜祭を見ることができるでしょう。

松明祭

7時半過ぎの頃、松明を持った白装束の男たちが!ちょっと怖い感じもします。

地面に藁を置いて点火すると火はすぐに大きくなり、それを畳となべ蓋で消そうとします。地面に叩きつけられる「バタン」という音が凄いのです。風圧で火を消すわけですが、なかなか消えません。

本当に消えるの?

このバタンバタンと地面を叩きつける音が「タバンカ」の語源にもなったと云われています。

燃え盛る松明から小さな松明が作られると、来場者の前で振り回されます。その火の粉、煙に触れると火除のご利益があると言われています。

火の粉が飛んでくると服が燃えないか、焦げないか心配になる…というちょっと過激なことに。

周りの子どもたちはキャッキャ言いながら楽しんでいました。随神門の下からは太鼓の音も聞こえてきます。

大宝八幡宮と来場者の安全を願い手拍子で締められ最後を迎えます。




大宝八幡宮タバンカ祭2024年の日程・時間

2024年の開催は9月の第一土曜日。

以前は毎年9月12日と14日の2日間で開催されていましたが、現在は9月の第1土曜日のみの開催となります。

神社に来たら御朱印などもいただきたいですよね。通常は社務所の受付時間が17時までとなります。

タバンカ祭のときは18時ごろでも御朱印やお守りをいただくことができるようです。

大宝八幡宮へのアクセス・施設情報

電車やバスでの場合は、関東鉄道常総線「大宝駅」より徒歩3分です。

車で来られる場合は、常磐自動車道谷和原ICより約40分。圏央道 常総ICより約20分。坂東ICより約30分です。

施設情報

施設名 大宝八幡宮
住所 茨城県下妻市大宝667
社務所開所時間 8:30~17:00
祈祷奉仕時間  9:00~16:30
問合せ 0296-44-3756
公式サイト https://www.daiho.or.jp/

 

開催されるのは12月ですが、関東の奇祭と言われる「古河提灯竿もみまつり」もチェックしてみましょう。

>>【関東の奇祭】古河提灯竿もみまつり(古河市)2024年の日程・駐車場・交通規制

関東三大祭りの1つと言われる「石岡のお祭り」

>>【石岡のお祭り】2024年の日程・駐車場情報!幌獅子や山車の奉行行列が圧巻

時期は違いますが、茨城県の夏まつりについてはこちらで紹介しています。

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タバンカ祭(大宝八幡宮)の駐車場

大宝八幡宮 タバンカ祭 駐車場 境内案内図出典:大宝八幡宮

タバンカ祭では、特別に駐車場が用意されることはありません。通常通りの駐車場になります。

無料駐車場
  • ゑびすや(茨城県下妻市大宝668)
  • なべや菊花園跡(茨城県下妻市大宝613)
  • 大宝保育園(茨城県下妻市大宝725-1)

ゑびすや、なべや菊花園跡は満車になりますが、保育園の方の駐車場は余裕があるかもしれません。

来場者は地元の方が多いので歩いて来られる方もとても多いですね。

大宝八幡宮のお祭り・行事

大宝八幡宮ではタバンカ祭の他にも年間を通じて、祭事・行事が行われています。

節分祭

節分祭では、1年間の無病息災を祈る節分行事が行われます。拝殿において御祈願が終わると、神楽殿から昼と夜の二部に分れて豆まきが行われます。

春の大祭(祈年祭)

春の大祭(祈年祭)は、古くから行われていて、その年の豊作を祈念する重要な祭りです

あじさい祭り

大宝八幡宮の「あじさい祭り」は、茨城の紫陽花の名所の1つでもあり、あじさい神苑では、品種約300種と豊富なあじさいを見ることができます。

とても見応えのあるあじさい園なので、6月から7月の見頃時期にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうあ。

無料で大宝八幡宮のあじさいの挿し木をいただくことができます。

流鏑馬神事

あじさい祭りの期間中(6月下旬の日曜日)に流鏑馬が行われます。

拝殿前で祝詞奏上の後参進、二の鳥居と三の鳥居の間の三吉山が会場となり、馬場を設けられます。当たり的の頒布が行われます。

大祓(輪くぐり)

6月の大祓いを「夏越の大祓」で心身の穢れ・災厄の原因となる罪を祓い清めることができます。

茅を束ねた「茅の輪」を無病息災を祈りつつ三度輪をくぐります。

当日輪くぐりに参列出来ない人でも、人形(ひとがた)を使って半年分の穢れを祓うことができます。

祇園祭(神輿渡御)

7月20日頃、大宝八幡宮の祇園祭が行われます。氏子区域である大宝三町内の神輿渡御です。

風鈴まつり

毎年6月末から7月末にかけて、大宝八幡宮の参道には1,000個の風鈴が飾られる「風鈴まつり」が行われます。

期間中にはライトアップも行われ、鈴の音色とともに癒しと涼を与えてくれます。

ひとつもの神事

9月15日夜には「ひとつもの神事」が行われます。

地元の伝承に基づいた神事なので、タバンカ祭と同じく特色があります。

ひとつ目のわら人形を奉じ、注連たすきをかけた世話人が氏子区域を練り歩き、人形を大宝沼(現在は糸繰川)に流して終す神事です。

このひとつもの神事は、昔、青龍権現(大宝沼に住んでいたとされる白い大蛇)に若い娘を人身御供にする風習があったのですが、ある時、若い娘の代わりに一つ目のわら人形を作って差し出すと、白蛇は怖がって大宝沼から逃げ出し、それ以降は人身御供が無くなったという伝承が由来になっています。

ちなみに白蛇の霊を祀った「青龍権現社」は大宝八幡宮境内にあります。

秋の大祭(例祭)

9月15日・16日には秋の大祭(例祭)が行われ、古くからその年の豊作を感謝する重要なお祭りです。

年1回の御扉開閉を含む一連の大祭行事が執り行われ、神楽殿において下妻市無形文化財「大宝八幡宮十二座神楽」のうち、六座の神楽、五行の舞・八幡の舞・猿田彦の舞・恵比寿舞・春日舞・岩戸舞が奉納されます。

※大祭行事は15日のみ斎行

菊花展

毎年11月には、下妻市菊花会が主催する菊の展示会「菊花展」が開催されます。

1年間丹精込めて育てられた菊が境内を色鮮やかに彩ります。菊人形や日本庭園をイメージした作品など、毎年趣向は変わりますが、訪れた人の目を楽しませてくれます。

まとめ

大宝八幡宮のタバンカ祭りでは、白装束の男たちが故事にならい畳となべ蓋を使って火を消す様子を見ることができます。

無料で参加することができるので、9月に大宝八幡宮へ行かれる際にはタバンカ祭に合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。

珍しい奇祭を体験してみたい方、美しい火祭りを写真に撮りたいという方にもおすすめです。