茨城県日立市の「御岩神社(おいわじんじゃ)」は、日本最強クラスといわれる有名パワースポットです。188柱の神が祀られるため、かなり強力なパワーが宿っている地として知られているとか。
そのパワーの凄さは「宇宙から見えた光の柱の出どころが御岩神社だった」など逸話もあるほど!
地元だけでなく、全国各地から多くの参拝者訪れる人気の場所ですが、不思議なパワーを感じたという方も多いのです。
茨城県日立市にある御岩神社に伝わる不思議な話「光の柱」などの登山で回れる見どころについて紹介します。
御岩神社「光の柱」宇宙から見えたのは境内のどこ?登山で回れる最強パワースポット
茨城県日立市の御岩神社は、188柱の神様が祀られているため、“神社界のディズニーランド”なんて呼ばれたりしているようですね。
それもそのハズ。御岩神社に来ると「全国ほとんどの神様の元を参拝したことになる」と言われるくらい凄い場所なのです。
そんな御岩神社の場所は、茨城県の北の方に位置します。
御岩神社は日立の御岩山(かびれさん)というところにあり、山全体がパワースポットとなっています。
御岩山は「おいわさん」とか「おいわやま」とも呼ばれたりしています。
施設情報
神社名 御岩神社
住所 茨城県日立市入四間町752
TEL 0294-21-8445
参拝時間 午前6時~午後6時
社務所 午前9時~午後5時
登拝 午前6時~午後3時※夜間は立入禁止
公式サイト https://www.oiwajinja.jp/
さっそく、御岩神社の気になる「光の柱」の不思議なお話からチェックしていきましょう!
御岩神社の宇宙レベルなパワースポット「光の柱」
この御岩神社では「宇宙から光の柱が見えた!」という話も有名なんです。
その宇宙から見えた光の柱は、御岩神社の不思議として伝えられています。
宇宙から見えた光の柱の話
アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミッチェル氏が、宇宙から地球を見たときに、1箇所だけすごく光っている場所があり、その緯度と経度を調べると「御岩神社のある位置」だった。
「本当なの?」ちょっと疑ってしまいそうになる話。
しかし、このお話は、エドガー・ミッチェルさん本人が実際に御岩神社に訪れ、神主さんにお話されたことなんです。
さらに!日本人初の女性宇宙飛行士である向井千秋さんも見たと言われています。
スペースシャトルから地球を眺めたら、日本に光の柱が立っていて、場所を調べたら日立の山の中だったという話。
このように、御岩神社には宇宙レベルなエピソードがあるんです!
その光の柱の出処が“御岩神社の三本杉”の位置だったと聞いたことがありましたが、いろいろ調べてみたところ別な場所でした。
御岩神社の光の柱が見えた場所はどこ?山頂付近の「石柱」
実は光の柱が見えたというスポットは、御岩山の山頂付近にある「石柱」だと言われています。こちらの写真が石柱です。
この上に大きな石柱もあります。
御岩山山頂から階段のような岩をちょっと降りたところに位置します。
御岩山をよくトレイルランとかで走る方に聞いたところ、この石柱は触ってはいけないものなんだそうです。
「パワースポットだからご利益あるかも?」と思って触りたくなるかもしれませんが、触ってはいけませんよ!
有名になってたくさんの方が訪れるようになってから、触る方も増えて宮司さんも困っているというお話も目にしました。
しかし、こんな逸話を聞くと興味が湧きますよね?本当なの?と普段ならあまり信用しません。
でも”御岩神社は宇宙からも見える光の柱を発していた”という話、なんか納得できちゃうんですよね。不思議と…。
ココはなんかそんな凄いパワーがありそうなんです。
「赤い石」もパワースポット
中央に赤い石があるの分かります?ちょっと暗いから分かりづらいかもしれませんが、こちらもパワースポットとして知られています。
山頂近くの大人1人がやっと歩けるくらいの崖道の奥にあります。
詳しい話は分かりませんが、パワースポットとして知られているようだったのでチェックしてみました。
さらに、御岩神社が神聖な場所で強力なパワーがあるということが分かるのが、祀られる神様、ご利益、各スポットです。
御岩神社に祀られる神様やご利益
車を停めて看板から矢印に従って歩くと鳥居が見えてくるので、鳥居の前で一礼してくぐります。
山のひんやりとした空気に周囲の木々の香り、めちゃくちゃ清々しい空間です。
木がたくさんあって暗いかなと思ってたんですが、不思議なことに太陽の陽射しがすごく強く感じました。だから明るい!
御岩神社の仁王門
歩いていくと、左手に愛宕神社 (あたごじんじゃ)があり、さらに参道を歩いていくと朱色の仁王門があります。
立派な仁王門。この門を抜けて進むと右手に見えてくるのが、御神木「三本杉」です。
御岩神社の三本杉は天狗の住処だった?
- 樹齢は推定500年
- 高さは50m
- 幹周は約8.5m
スペック凄すぎなんですが、こちらのご神木にも不思議な話が伝えられています。
この三本杉は実際に目にして欲しいスポットで、県の天然記念物に指定されています。
三本杉の木が三叉になっているところに、天狗が棲むという伝説があり「天狗杉」という異名もあるんだとか!
とても強いエネルギーが宿っているとかで、「待ち受けにすると幸運が訪れる」とも言われていて、スマホの壁紙にする方は今でも多いのではないでしょうか。
でも地元では本当に昔からパワースポットとして有名で、いろんな話をよく聞いていました。
御岩神社の心を浄化し願いを叶えるご利益
三本杉の先へと進むと池があります。
写真が暗いのですが、「心洗」という小さな滝の近くに池があり、中央には不動明王の石像が鎮座しています。
夏は水が冷たくて気持ちが良いですが、冬は心が引き締まる冷たさでした!
願いを叶える「後生車」 (菩提車)
さらに進んでいくと「後生車」と言いうものがあります。
車を上に回すと「現世」、下に回すと「後生」の願いが叶うとされています。
御岩神社は神と仏が祀られる珍しい神社
さらに御岩神社の境内を詳しく紹介していきます。
齋神社回向殿 (さいじんじゃ)
後生車から少し歩くと「齋神社回向殿」が現れます。お寺っぽい感じがすると思ったらお堂でした。
- 大日如来像(県指定文化財指定)
- 阿弥陀如来像(日立市指定文化財指定)
が祀られています。
御岩神社は、神道と仏教が融合する神社。明治維新の頃、神仏分離令が出たため、現在、お寺と神社が融合して残っているところはとても珍しいそうです。
齋神社回向殿の御祭神は、
- 天御中主神 (アメノミナカヌシノカミ)
- 高皇産霊神 (タカムスビノカミ)
- 神皇産霊神 (カミムスビノカミ)
- 八衢比古神 (ヤチマタヒコノカミ)
- 八衢比賣神 (ヤチマタヒメノカミ)
御祭神としてこちらの神様がお祀りされています。
御岩神社の拝殿
次はいよいよ御岩神社の拝殿です。
最初の鳥居をくぐってからけっこう色々ありましたが、朱色の橋の先に拝殿が見えてきます。まずは手水舎でお清め。
やっと御岩神社!ひっそりたたずんでいる感じで、緑も水も豊かな神社です。
参道、境内にはずっと水が流れる音、木々の揺れる音、鳥の声なんかが聞こえてくるし、木漏れ日もすごく気持ちが良いんですよね。
地球の主宰神が!
御祭神は、
- 国常立尊(クニトコタチノミコト)
- 大国主命(オオクニヌシノミコト)
- 伊邪那美尊(イザナミノミコト)
- 伊邪那岐尊(イザナギノミコト)
その他に二十二柱。
クニトコタチという神様は、日本書紀に「最初に現れた神」「地球の主宰神」と記されています。
すごい神様が祀られていますね。
「地球の主宰神」が祀られているのですから、御岩神社から光の柱が見えたという話も、日本最強のパワースポットと言われているのも納得できますね。
そしてこの境内の先にも立派な御神木が立っており、拝殿の先でもたくさんの神様に会うことができます。
姥神 (うばがみ)・稲荷総社
姥神 (うばがみ)様は、安産、子育ての神様です。
「稲荷総社」は、清浄稲荷・十方稲荷・白狐稲荷・真崎稲荷・伏見稲荷の5つのお稲荷様の総社。
稲荷神社のすぐ隣には、足腰にご利益のある「青麻神社」も。
形代 (かたしろ)では、「身心の不安なところを紙でさすり、息を吹きかけて泉に流す」というところがあります。
竜神が刻まれた逆鉾(さかほこ)も見どころ
次の拝殿の左奥には、竜神が刻まれた「逆鉾」が祀ってあります。法華経に登場する八大龍王神と入四間不動明王。
なんかカッコイイし、神秘的です!
”不動明王と竜が隣同士にいる”というのが歴史ファンにはたまらない場所としても知られているんだそうです!
逆鉾は間近で見られるので、剣に彫ってある竜をじっくり見ることができます。
ここで表参道は終わりです。
ここから御岩山へとさらに進むことができます。
御岩山の登山で御岩神社の奥宮へ!
この道は御岩神社の奥宮「かびれ神宮前」の参道です。
表参道の先を進んで、山頂を目指すと御岩神社の奥宮があります。
その道中にも、多くの観光客が訪れるパワースポットもあるので、ぜひ山頂を目指して欲しいところ!
しかし、先へ進むなら、
- 歩きやすい靴
- 動きやすい服装
- 水分補給
これは必須です!
御岩山は標高530m、山頂まで片道約40~50分とのこと。
最初はあまり勾配もきつくないんですが、木の根が階段みたいになっている道です。15分、20分くらい歩いていると、急に道が険しくなります。
4、50分歩くので、登山するくらいの気持ちで来た方がいいです!
岩場の洞窟『天岩戸』
山頂付近にある岩場の洞窟「天岩戸」。
山頂にあるかびれ神宮の祭神の立速日男命が降り立った場所として知られていて、パワースポットとしても有名です。
厳格で強い生気を放つところなので、力をぜひ感じてみてたいところですが、3.11の地震の影響から参道ルートでは行くことができなくなりました。
正式なルートでは辿りつけないということなので、危険な可能性もあるということですね。
かびれ神宮(奥宮)
がんばって登っていくと山頂手前あたりに、御岩神社の奥宮「かびれ神宮」があります。
日本の絶対神、天照大神、立速日男命が祭られています。
山頂の手前に広がる神社です。
山道から突然神秘的な外観が現れるので、はじめて見たときには驚くかもしれません。
山頂に向かいさらに登っていきます。(木の根が階段のようにはなっていますが、足場は悪いです)
笹の道だし、けっこうな勾配で急斜面。御岩山頂まで着いたときには達成感を感じるでしょうね。
山頂からの景色が見渡せるのですが、下は崖なので要注意!
下山するときは、裏山道から御岩神社に向かっていくと、薩都神社中宮 (さとじんじゃ)という小さいお社が森の中に佇んでいます。
やはり神聖な雰囲気。裏山を降りていくと御岩神社が見えてきます。
登山は大変だけど、とても気持ちが良く、御岩山全体が神聖、神秘的な雰囲気に溢れていました。
御岩神社は御朱印やお守も人気!
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山頂から降りてきたら、御岩神社の御朱印を受けたり、お守をいただいてみてはいかがでしょうか。
御朱印は2種類あり、どちらも内容に違いはないのですが、御朱印帳に見開きでも貰うこともできます。
この見開き御朱印が人気です。
また、お守りの種類も多く並んでいます。水晶ブレスレットとか、神秘的なパワーが宿っていそうですよね!
神様がたくさんいらっしゃいますからね。お守もすごくご利益ありそう。
御岩神社の参拝後には「そば処入四間」
御岩神社近くの「そば処 入四間」でお食事もおすすめ。お蕎麦も天ぷらも美味しいです!お豆腐やさんでは、御岩神社のどら焼きを購入することができます。
参拝後に行かれる方も多いので、いつ見ても車が割と停まっています。
店舗名 そば処 入四間
住所 〒311-0402 日立市入四間町817-1
TEL 0294-33-6170
営業時間 11時~15時(ラストオーダー 14時半)
定休日 火曜日
駐車場 13台
参拝するのにもけっこう歩くので、参拝した後には甘いものが食べたくもなる!
このどら焼きは、茨城県の老舗製菓店「亀印」とお岩神社がコラボして作られています。
道の駅や高速SA、亀印本店・一部店舗で購入することが可能です。お土産にもいかがでしょうか。
御岩神社へのアクセス
御岩神社へは車でも電車やバスを利用してもアクセスすることができます。
電車・バスでの行き方
<上野より約90分>
東京駅(上野東京ライン/常磐線)
上野駅~日立駅
バス <日立駅より約35分>
日立駅(中央口1番のりば 日立電鉄バス60東河内方面)~御岩神社前
日立駅からは御岩神社前を経由するバスも運行があります。
「御岩神社前」のバス停があるので、バスでも迷わず行けますよ!
車での行き方
車の場合
<三郷ICより約90分>
常磐道:三郷IC~日立中央IC~(県道36号線・日立山方線)
日立中央ICからは御岩神社まで約10分
日立中央インターチェンジを下りて日立有料道路へと進みます。
出口を県道36号線の大子・常陸太田方面へ右折し道なりに進みます。アクセスは、山道を道なりに走っているとつくので迷わずにアクセスできると思います。
奥日立きららの里入口を過ぎた先で案内板が出てくるので、脇道へ左折しつき当りを左折すると社務所脇の無料駐車場です。(第1駐車場)
御岩神社の駐車場
御岩神社の駐車場は無料で利用することができます。
参拝者が利用できる社務所脇の第1駐車場は、20台収容できます。
第2駐車場~第4駐車場が県道沿いにあり、満車時に開設される臨時駐車場もあります。第2~第4駐車場もそんなに遠くないです。
また、周辺情報、パワースポットの情報なども参考にしてみてください。
まとめ
日本屈指のパワースポットである御岩神社。
地元の人でも賑わいますし、全国各地から観光客の方も訪れます。
御岩山の全体が御岩神社。山頂まで歩いて奥宮まで見るのがおすすめです。
もちろん、拝殿まででもOK!
参拝後には、不思議と気持ちがスッキリしますよ!たくさんの神様、仏様が祀られる神社で、不思議な力を感じてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。