秋の紅葉シーズン。水戸市内でも紅葉を楽しめる場所が2ヵ所あります。偕楽園のもみじ谷と茨城県立歴史館です。
今回は茨城県立歴史館のイチョウ並木の紅葉の時期や2023年のいちょうまつりについて紹介します。
イチョウ並木は黄色く色づいて地面に落ちた葉が絨毯のようになった時が1番美しいですよね。黄色一色になってモミジの紅葉とはまた違った景色が楽しめます。
2024年【茨城県立歴史館】水戸市の紅葉情報|映える「イチョウ並木」を紹介
秋の茨城県立歴史館はイチョウ並木のある園内をお散歩する人でいっぱいになります。
約50mにおよぶ水戸市内一の見事な銀杏並木がお目当てです。
この時期には「歴史館いちょうまつり」も開催。
銀杏の黄色の世界がライトアップされて、金色のカーペットを敷き詰めたような幻想的な空間を浮かびあがらせます。
施設情報
施設名 茨城県立歴史館
時間 9:30~17:00
休館日 月曜日
住所 茨城県水戸市緑町2丁目1-15
TEL 029-225-4425
公式サイト https://rekishikan-ibk.jp/
イチョウ並木の紅葉見頃時期
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例年の紅葉見頃時期はこちらです。
- 色づき始めの時期:11月中旬
- 見頃の時期:11月中旬~11月下旬
昨年の紅葉の経過
見頃のピーク時期には、お昼くらいに行くと駐車場がほぼ満車に。18日の平日14時前ごろでも車はかなり多かったです。
茨城県立歴史館のイチョウ並木に行ってきた
入口を入ると正面奥には歴史館の展示室がある建物が。
左側へ進んで行くと銀杏並木や芝生の広場、「旧水海道小学校本館」などがあります。
平日の昼間にも関わらず多くの人が訪れていました。みなさん銀杏並木に夢中。
大きなイチョウの木の下は黄色い絨毯になっていました。上を見ても黄色、下を見ても落葉で黄色に。
銀杏並木の素敵な景色ですよね。
絶景のポイントを見つけるとカメラを構える人も多かったです。
小さい子たちがお散歩するのにも良い場所ですし、老夫婦、スマホ片手に歩く女性たち、大きなカメラを抱えた人たちも多いですね。
黄金色の絨毯になるので、七五三の写真撮影、ウェディングフォトの撮影をしている方もたいらっしゃいました。素敵な写真になるでしょうね。
その横では銀杏拾いしている方もいたり。私は葉っぱを拾った!
茨城県立歴史館の館内展示を見るのは有料ですが、庭園でイチョウやお散歩を楽しむだけなら無料です。
子連れファミリーのお散歩にはもってこいの場所ですね。
こちらの動画は水戸市公式で配信されている茨城県歴史館のイチョウ空撮動画です。全体の雰囲気が見られます。
上からのイチョウ並木も綺麗ですよ。
茨城県立歴史館のいちょうまつり
紅葉の見頃時期には「歴史観いちょうまつり」が開催されます。
- 2024年11月
- 期間内ライトアップあり
期間内の3日間限定で「いちょう並木ライトアップ」も行われます。
いちょうまつりとは言いますが、他のスポットのように出店があるものではありません。
いちょう並木でコンサートが開かれたり、お茶会があったり。イチョウを使った小物作りをするワークショップなどが行われます。
十二単試着体験やよろい・かぶと体験など茨城県歴史館ならではの珍しい企画も要チェックです!
秋の紅葉を楽しみながら茨城県の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
イチョウのライトアップ
いちょう並木がライトアップされると、昼間とは全くちがってロマンティックな雰囲気に!夜のイチョウ並木良きですね。
いちょうまつりのプロジェクションマッピング
こちらは2019年の映像です。
茨城県立歴史館の敷地には「旧水海道小学校」という明治時代の建築物が残されています。その建物を使ってプロジェクションマッピングも行われます。
イベント内容などはこちらでもチェックできます。
茨城県立歴史館について
「茨城県立歴史館」は歴史博物館と文書館の機能を併せ持った施設です。茨城県の歴史に関する展示も行います。
茨城県立歴史館は、正門をくぐると広い公園のような印象です。敷地が約72,000㎡だそうです。
常設展示では以下のような構成で展示が行われています。
歴史系総合展示「茨城の歴史をさぐる」では、13のテーマ(原始・古代から近・現代まで)を各時代の変わり目に「歴史の光」コーナーを設けています。
映像やグラフィックパネル、実物資料にレプリカや模型などを使って、茨城県の歴史を分かりやすく学べるように構成。
常設展示の解説ガイドは通年行われていますが、時間と回数が決まっています。(平日は午後2時~/土日祝は午前11時~と午後2時~)
展示解説員の方に声をかけてみてください。
敷地内にある灯篭は、室町時代後期の「六地蔵石幢」です。もともとは茨城県つくば市にあったものと言われています。
他にも文化財が点在しているのでチェックしてみてください。
旧茨城県立水戸農業高等学校
歴史館の敷地に1899(明治32)年から1970(昭和45)年まで「茨城県立水戸農業高等学校」がありました。
現在ある建物は旧校舎本館を復元したものが保存されています。館内で展示などは行われていません。
旧茂木家住宅
「旧茂木家住宅」は、18世紀前半に建てられた行方郡牛堀町(現潮来市)から移築した直屋(すごや)型の農家です。
茨城県立歴史館のハス池
イチョウの他にも季節の花を楽しむことができます。
敷地内の(偕楽園の西門に近い)歴史館のハス池では7月になると蓮の花が咲き始めます。
旧水海道小学校(県指定文化財)
「水海道小学校本館」については箇条書きで紹介します。
- 1881(明治14)年に建築
- 1921(大正10)年に同校の校舎移転にともない本館も移築。玄関部など一部改造
- 1958(昭和33)年に茨城県文化財に指定
- 1971(昭和46)年に本館は水海道市(現常総市)から茨城県立歴史館へ寄贈
- 1973(昭和48)年に建築当時の設計図などをもとに当初の姿に復元
水海道小学校は茨城県常総市の地元住民達による寄付で建設されたそうです。水海道の宮大工だった羽田甚蔵さんは、建築のために横浜へ見学に行くなど力を入れていたと言われています。
そして建築当時の面影を伝え、明治初期の小学校建築を保存していたことで県の文化財に指定されたそうです。
内部には水海道小学校の資料をはじめ、「茨城の先人たち」のパネル(記事作成時点)が展示されています。
さらに日本最古のグランドピアノも展示されています。(スタンウェイ・アンド・サンズ社の1865年製)
運が良いとその音色を聞けるとか?!
茨城県立歴史館へのアクセス・駐車場
アクセス
車でのアクセスの場合は、常磐自動車道水戸ICから約7㎞、約15分。水戸駅北口から約3㎞、約7分です。
バスをご利用の場合は、JR常磐線水戸駅北口より4番バス乗り場から「桜川西団地」行き、「偕楽園方面」行きのバスに乗車。「歴史館偕楽園入口」で下車。駅からは約10分、バス停からは徒歩2分です。
水戸観光をバスで回るなら、水戸漫遊1日フリーきっぷがお得ですよ!
駐車場
駐車場は、普通車が124台・大型バス13台・身障者用3台のスペースが用意されています。
無料で利用することができます。
入館料金
特別展開催期間 一般 610円、大学生320円、満70歳以上 310円
企画展開催期間 一般 350円、大学生180円、満70歳以上 170円
通常期間 一般 160円、大学生 80円、満70歳以上 80円
水戸市の紅葉スポット:偕楽園のもみじ谷
水戸の紅葉を楽しむなら、茨城県立歴史館と合わせて「偕楽園」へも足を運んでみてください。
偕楽園公園の「もみじ谷」が水戸の紅葉スポットです。偕楽園本園は有料ですが、もみじ谷のあるエリアは無料です。
見頃時期にはライトアップも行われます。
基本情報
施設名 偕楽園のもみじ谷
住所 茨城県水戸市見川1丁目1226−11
開園時間 24時間
料金 無料
公式サイト 偕楽園
この他、水戸市の隣の笠間市や茨城県内の紅葉情報はこちら!
茨城県立歴史館の周辺スポット:徳川ミュージアム
「徳川ミュージアム」は、昭和52年(1977)に水戸徳川家13代当主徳川圀順公により伝来の大名道具や古文書類を寄贈して設立した博物館。
敷地内にある彰考館文庫収蔵の「大日本史」草稿本、その編纂で全国から集められた古文書類約3万点からも史料が展示。
展示品の中でも人気は刀剣です。「太刀 児手柏」と「刀 燭台切光忠」の写しを制作するプロジェクトなども行われています。
特に名刀「燭台切光忠(しょくだいきりみつただ)」を見に女性が多く駆けつけているんです!
施設情報
施設名 徳川ミュージアム
住所 茨城県水戸市見川1丁目1215-1
TEL 029-241-2721
時間 10:00~17:00
休館日 月曜日
公式サイト 徳川ミュージアム
まとめ
茨城県立歴史館は茨城県の史料や展示、旧水海道小学校をはじめ保存されている文化財の建築物などから歴史に触れることができるスポットです。
秋には50mにも及ぶイチョウ並木がとても素敵な水戸の紅葉スポットなので、ぜひお散歩に訪れてみてください。穴場スポットとしてもおすすめです。