観光スポット PR

西蓮寺(行方市)大イチョウの紅葉!2024年の見頃と御朱印情報

西蓮寺 行方市 大イチョウ 紅葉 
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

この記事では、茨城県行方市の「西蓮寺」を紹介します。

数々の伝説や重要文化財が残されていて見どころの多いお寺。秋の紅葉も人気ですが、春には桜のお花見スポットとしてもおすすめの場所です。

境内の樹齢1,000年の大イチョウの見頃時期など紅葉情報をはじめ、西蓮寺の由緒・逸話、伝統行事の「常行三昧会」、御朱印情報などについてもお話していきます。

2024年の紅葉情報としても参考にしてみてください。

【情報更新】※2024年の紅葉情報が入り次第更新




西蓮寺(行方市)大イチョウの紅葉!2024年の見頃と御朱印情報

紅葉と言えばモミジが多いですが、黄金色に色づくイチョウも素敵ですよね。

茨城県内でイチョウの紅葉がおすすめなのは行方市の「西蓮寺」です。

行方市の紅葉スポットでは、樹齢1,000年の大銀杏が黄金色をまとい、風情溢れる秋の景色を堪能することができます。

また、西蓮寺と言えば伝説や逸話が残されていることでも知られ、西蓮寺の伝統行事「常行三昧会(じょうぎょうさんまいえ)」にまつわる話も伝えられています。

境内の大イチョウの紅葉情報から、西蓮寺の由緒や境内に残される国の重要文化財など見どころを紹介していきます。

ではさっそく、大イチョウの紅葉の見頃時期から紹介していきましょう。

西蓮寺の大イチョウの紅葉(2024年の見頃時期)

西蓮寺 行方 大イチョウ 紅葉千年銀杏

西蓮寺の境内には立派な大イチョウが二株あります。(仁王門に近い方が一号樹でもう一つが二号樹)

大銀杏の見頃

西蓮寺 行方市 大銀杏の紅葉イチョウの葉が落ちてできる黄色の絨毯も良い景色にしてくれますよね。

2023年の情報が入り次第更新。

例年の見頃は11月下旬〜12月上旬です。

紅葉の状況は行方市や観光協会のTwitterでチェックしておきましょう。

いろんな角度から銀杏の木が見られるので、つい写真をたくさん撮影したくなってしまいます。




樹齢1000年の大イチョウ

西蓮寺 樹齢1000年の大イチョウ 天然記念物

それぞれの大イチョウの大きさはこちらです。

  • 一号樹:幹囲約6m、樹高は25m
  • 二号樹:幹囲約8m、樹高は27m

 

西蓮寺 行方市 樹齢1000年の大銀杏の幹

これが樹齢千年の幹。

一号樹は1833年(明治16年)の火災で幹が焼けて細くなってしまいました。最仙のお手植えだと伝えられています。

二号樹は1917年(大正6年)の台風の影響で枝が折れてしまいましたが、現在でも非常に立派な銀杏です。根本のあたりに「尸羅度しらと稲荷社」があります。

※お手植えされたと言われる「最仙上人」については後ほど紹介します。

 

この投稿をInstagramで見る

 

西蓮寺|Sairenji.hitachikouya(@sairenji.hitachikouya)がシェアした投稿

イチョウの木は新緑の時期も美しいですよね。暑さの中でも爽やか!




行方市の「西蓮寺」の創建・由緒

 

この投稿をInstagramで見る

 

優(@1208.yu)がシェアした投稿

西蓮寺は行方市にある天台宗の古刹。

延暦元年(782年)に桓武天皇の勅願により最仙が創建したといわれています。最仙上人は天台宗の開祖 最澄の弟子です。

天台宗。最澄の弟子ともいわれる。常陸(ひたち)(茨城県)で国分寺の僧尼を管理し,経典を講義する講師(こうじ)に任じられる。延暦(えんりゃく)元年(782)同国行方(なめかた)郡に西蓮(さいれん)寺を建立。寺院の修造,架橋,病人の救護などの社会事業につくしたので,悲増(ひぞう)大士とよばれた。引用:コトバンク

 

最仙上人は、桜川市の椎尾山薬王院、土浦市の東城寺、常福寺、筑波山周辺に多くの寺院を開山しました。主に県南エリアですね。

桜川市の筑波山周辺のお寺めぐりや紅葉スポットめぐりはこちらで紹介しています。

ご本尊

ご本尊には最仙が彫ったとされる木造薬師如来坐像は県指定文化財となっています。高さ150センチもある。

平安時代後期貞観年間の作で茨城県内最古級の仏像だそうです。

歴史があり伝説や文化財が多く、さらに境内の景観がとても美しいお寺です。

春の桜の時期と秋のイチョウの時期は、特にカメラを持った方がたくさん撮影しに来られています。instagramでも素敵な写真が多く投稿されていましたよ。

西蓮寺公民館の隣の細い坂道を登り、左に曲がると境内へとつながります。

西蓮寺の仁王門

西蓮寺 仁王門 国指定重要文化財 茨城県行方市 

西蓮寺の仁王門は国指定重要文化財です。

大きく広がった屋根が特徴的です。写真では分かりづらいですが、扁額の文字は年代を感じます。

仁王門は1543年(天文12年)に建てられた当時、三間一戸(2階建て)の楼門だったそうです。

その後、1790年(寛政2年)に2階部分を壊して山門に造り替え、更に1860年(安政7年)に仁王門になり現在に至っています。

一階だけが残された仁王門には、蟇股(かえるまた)と蓑束(みのつか)の形に室町時代末期特有の地方色に現れているそうです。

 

仁王門をくぐって50メートルほど進んで左へ曲がると、春には桜、秋にはイチョウの紅葉が素晴らしい景観を見せてくれます。

そのイチョウの木の横には、国指定重要文化財の「相輪橖」があります。

相輪橖(国指定重要文化財)

 

この投稿をInstagramで見る

 

西蓮寺|Sairenji.hitachikouya(@sairenji.hitachikouya)がシェアした投稿

国指定重要文化財の相輪橖(そうりんとう)です。相輪橖は天台宗のシンボル。

この相輪橖は比叡山延暦寺や日光輪王寺と同等に貴重なものであることから、国の重要文化財に指定されています。

西蓮寺の相輪橖は元寇(弘安の役)の戦勝を記念して建立。錫杖の形をしています。

これまで江戸時代に2度、明治時代に1度、昭和に1度の修復がされてきました。

明治16年の火災のときに残ったのが仁王門とイチョウ、そして相輪橖だったそうです。




常行堂の行われる常行三昧会

「常行堂」はイチョウのそばにあります。明治17年(1884年)に建立されたものです。

本尊として阿弥陀如来が安置されており、西蓮寺の伝統行事「常行三昧会」が行われます。

毎年9月24日から30日に行われ、西蓮寺の末寺の僧侶達が常行堂に集まり7日7夜にわたって堂内を廻りながら読経する法要です。読経されるお経は「西蓮寺節」と呼ばれる独特の節回しで読経されています。また期間中の初日、中日、末日には雅な籠行列が行われます。西蓮寺は「常陸高野」と呼ばれているように、この法要は「仏立て」とも言われ、宗旨に関係なく市内、市外から新仏の供養に多くの参詣人が訪れます。参道には西蓮寺市とも呼ばれる市が開かれます。昔はここでそろわないものはないと言われるほど様々な商品が売られていたそうです。引用:行方市ホームページ

夜不断で堂内の阿弥陀仏の周囲を巡りながら読経する修行は全国的にも珍しいそうです。

長者一家の供養をするようになった理由は伝説として伝えられています。

長者は、長者という理由だけで八幡太郎義家(源義家)に滅ぼされてしまいました。源義家は豪勢な接待を受けたことから、長者の持つ財力に恐れをなして滅ぼすことを決意。しかも急に。

一家の娘は命からがら生き延びて、西蓮寺に渡り、一家の供養をしたのがはじまりと伝えられています。

茨城県内にはいくつも同様の伝説があります。

他の地域だと一家が滅ぼされて終わりなのですが、行方市に伝わるお話はその後の話もあるんですよね。

こういった昔から伝えられる逸話は、いろんなつながりが見えてきたりするので、知れば知るほど興味がわいてきます。

9月24日〜30日に行われる常行三昧会は、一般の方も一緒にご祈祷することができます。

300円を納めるとお線香がいただいたら建物の中へ。

屋内では奉納された時代画などが並んでいて歴史を感じる空間です。

薬師堂

「薬師堂」にはご本尊の薬師如来像が安置されています。昭和38年(1963年)に建立されました。

薬師堂が開かれるのは常行三昧会の時のみということで、信徒の方をはじめ多くの参拝者が訪れています。

薬師如来の左右には十二神将。2時間ごとに将が交代して24時間如来を護っていると言われています。

奥には「不動明王像」も。

薬師如来は建物の奥の部屋にあります。文化財であるため火災などから守るために鉄筋コンクリート製のお部屋になっているそうです。




西蓮寺は桜や彼岸花も見ごたえあり

茨城県行方市 西蓮寺 仁王門と桜 国指定重要文化財

西蓮寺の本堂へ向かう参道には桜並木があるため、4月上旬になると参道の桜が満開に。行方市内一の桜の名所ではないでしょうか。

仁王門や相輪橖の周囲に咲き誇るので、春も要チェックですね。

9月には彼岸花

西蓮寺の裏には田園風景が広がる「山百合の里」があります。9月には西蓮寺境内や裏の里山で彼岸花を見ることもできます。

西蓮寺の裏の山百合の里 9月に彼岸花

この時期に来られる方はこちらの彼岸花も見て楽しんでいただければと思います。

西蓮寺の御朱印

 

この投稿をInstagramで見る

 

西蓮寺|Sairenji.hitachikouya(@sairenji.hitachikouya)がシェアした投稿

西蓮寺の御朱印は種類があります。

  • 常行三昧会の期間限定(9月24日〜30日)
  • 常陸七福神の御朱印

この他、ご本尊の薬師如来や瑠璃殿、延命地蔵尊の御朱印もいただくことができます。

御朱印料 300円

 

ご住職が不在で書置きの御朱印であることも多いようです。




行方市・西蓮寺のアクセスと駐車場

西蓮寺
所在地 茨城県行方市西蓮寺504
TEL 0291-35-2111(行方市観光協会)

 

アクセス

行方市の西蓮寺へのアクセスは、常磐自動車道(石岡・千代田IC)を下りて国道355号線を走り、国道354号線との交差点(左側のベイシアが目印)を直進します。

約3㎞先を左折すると西蓮寺が見えてきます。

駐車場

駐車場は約100台分が用意されています。無料で利用可能です。

周辺スポット:なめがたファーマーズヴィレッジ

西蓮寺 行方市 周辺 観光 なめがたファーマーズヴィレッジ

行方市は、さつまいもの生産が盛んな地域。そんな行方市には、日本初のさつまいものテーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」があります。

1階はレストランとお土産屋さん、カフェがあり、2階はさつまいもの歴史・博物館的スポットでマイナス30℃の冷凍庫体験、焼き芋の工場見学が出来ます。

干し芋の食べ比べができたり、さつまいもスイーツが並ぶお芋好きにはたまらないスポットです。

レストランでは茨城県産の野菜やお肉を使った料理がビュッフェ形式で食べられます。

農業体験型施設なのでサツマイモ掘りの体験やグランピングエリアでキャンプやバーベキューも楽しめますよ。

西蓮寺からは車で約25分です。

基本情報

なめがたファーマーズヴィレッジ
所在地 茨城県行方市宇崎1561
TEL 029-987-1130
ホームページ https://www.namegata-fv.jp/

地図

 

霞ヶ浦湖畔にある「道の駅たまつくり」「霞ヶ浦ふれあいランド」もドライブにおすすめのスポットです!

行方市のご当地グルメ「なめパックン」なども楽しめますよ!詳しくはこちらで紹介しています。

 

茨城県内の紅葉スポットについてはこちらでも紹介しています。行方市の周辺なら県南地域の紅葉めぐりも良いですね。

まとめ

茨城県行方市の西蓮寺では、境内に花や木も多く四季折々の景色を堪能することができます。

また重要文化財や伝説も興味深い場所です。

過去の火災でも生き残った樹齢1,000年の大イチョウは圧巻の美しさです。力強さも感じます。

紅葉の見頃時期に合わせて、参拝に訪れてみてはいかがでしょうか。

春の桜や彼岸花の時期もカメラを構えたくなる景色が待っていますよ。