茨城県の春というとまず早春に梅。梅が終わると桜の時期になりますが、古河市の桃まつりも毎年多くの人で賑わっています。
古河総合公園(古河公方公園)の桃林は日本一の桃の里と言われている場所。
意外と茨城県民でも知らない人も多かったりするので、素晴らしい桃まつりがあることをぜひご紹介しようと思いました!
ということでこのページでは、2025年の「古河桃まつり」の見頃や開花状況から、見どころ、イベント、混雑、駐車場情報までまとめています。
【古河桃まつり】2025年の開花状況や混雑・駐車場情報まとめ
古河公方公園で開催される「古河桃まつり」。梅を楽しんだ後には桃の花を見に行ってみませんか?
古河桃まつり
古河桃まつり
・開催期間 令和7年(2025年)3月中旬~3月末
・開催時間 9時~17時
・会場 古河公方公園(古河総合公園)
・入園料 無料
・駐車場 あり
「古河桃まつり」は、古河公方公園(古河総合公園)という25万㎡の面積がある広大な総合公園です。
6月~7月には大賀ハス(太古ハス)が池に大輪を咲かせたり、古河公方館跡や古河公方足利義氏墓所、沼、園内の民家園では古民家などを見学することもできる公園です。
古河総合公園の受賞は、「東京近郊にあり開発圧力に耐えた」との総括評価のほか、「消滅沼(御所沼)の復元による自然と文化の再生」、「自然と人間との多様な接触を表現したデザイン」、「四季折々の自然に親しむ市民の営み」の3点が高く評価されたものです。引用:古河市
ユネスコとギリシャが主催する「メリナ・メルクーリ国際賞」を2003年に日本で初めて受賞しており、公園としても見所のある場所となっています。
このお祭りの入園料は無料。しかも会場の周辺駐車場に停めれば無料!タダで美しい景観を楽しむことができちゃいます。
古河桃むすめが会場でお出迎えし、野点、出店、物産展、ステージイベントなども開催されます。
例年通り桃の開花が進んでいます。
桃だけでも見に行って空気の良い野外で、写真撮影など楽しむのもありかなと個人的に考えています。
2025年の見頃と開花状況
花のおまつりはいつ頃行けば良いのかが悩みどころ。そして、見頃時期はその年の天候・気温によって見頃が異なります。
2024年3月6日 開花基準木が少しずつ開き始め。
2024年3月1日 開花基準木のいくつか花が開花。ほとんどがまだつぼみの状態
2024年2月27日 花桃が開花(昨年より約1週間早い開花)
例年の見頃時期
桃の見頃時期:3月中旬~4月下旬
開花状況は公式サイト、SNSでも発信されているのでチェックしておきましょう!
公式「古河桃まつり・開花状況」はこちら。
古河桃まつりへ行こう!混雑と迂回ルート
住所 | 茨城県古河市鴻巣399-1 |
駐車場 | 有料(500円) |
車はとても混雑するので公共交通機関でのアクセスもおすすめです。
臨時バス料金
・大人 180円
・子ども 90円
古河駅から会場までは徒歩だと40分くらいかかってしまうので、バスの方がとても便利です。
そのため公式サイトからも迂回ルートが掲載されています。
上り・東京方面、下り・宇都宮方面、古河市街に向かう方は、渋滞回避のために迂回ルートの案内をチェックしておきましょう。
基本的に公共交通機関の利用をおすすめされています。
古河駅から臨時シャトルバスが運行されているので、お車でいらっしゃる場合も駅周辺の駐車場に停めて、そこからシャトルバスで会場に行くというのも渋滞回避方法になりますよ!
無料レンタルサイクルもあります!古河市観光自転車「コガッツ」も利用してみましょうか?!
古河桃まつりの無料駐車場
※古河市観光協会の情報を参照。
無料駐車場を紹介します。
古賀商工会議所の駐車場
施設名称 | 古河商工会議所駐車場 |
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所在地 | 〒306-0041 茨城県古河市鴻巣1189−4 |
台数 | 30台 |
会場まで | 徒歩10分 |
利用可能日 | 土日(平日不可) |
古河市サッカー場
施設名称 | 古河市サッカー場駐車場 |
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所在地 | 〒306-0045 茨城県古河市駒ケ崎44−1 |
台数 | 50台 |
会場まで | 徒歩10分 |
市民球場駐車場
施設名称 | 市民球場駐車場 |
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所在地 | 茨城県古河市駒ケ崎19 |
古河庁舎駐車場
施設名称 | 古河庁舎駐車場 |
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所在地 | 茨城県古河市長谷町38-18 |
台数 | 80台 |
会場まで | 徒歩15分 |
利用可能日 | 土日のみ |
古河地区古河福祉の森駐車場
施設名称 | 古河地区古河福祉の森駐車場 |
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所在地 | 茨城県古河市新久田271-1 |
台数 | 50台 |
会場まで | 徒歩15分 |
利用可能日 | 土日のみ |
日本一の桃林!5種類の花桃
矢口桃 | 桃色 3月中旬~4月上旬 全体の約8割を占める |
立源平桃 | 紅・白の咲分けで八重咲き 4月上旬~4月中旬 |
菊桃 | 濃い紅色 4月中旬~4月下旬 |
寿星桃 | 赤、桃色、絞りで一重又は八重咲き |
寒白 | 白色の八重咲き |
古河総合公園は、約1500本の桃の木が植えられる日本一の桃林です。
この5種類の桃の花が咲き誇ると、まさに桃源郷をイメージさせる景色が広がります。
公園内の花桃のほとんどが矢口桃。
その中に黒川矢口、東に寿星桃、北西には源平、北方面に菊桃・寒白を見ることができます。
古河桃まつりの園内の様子
見頃時期を迎えると午前中から混雑します!けっこう人気のスポットなんですよ!
私自身、梅林、桜並木とかは見たことがあるけど、桃の木をこんなにたくさん見られたのは古河が初めてでした。
古河桃まつりの会場の古河総合公園(古河公方公園)はとっても癒される園内です。園内の様子を少しご紹介してみたいと思います。
園内マップ
出展:古河桃まつり|こがナビ
園内にはメインステージ・サブステージ計4か所に、物産販売所、野点茶屋、気球体験などのブースがあります。
ご夫婦、小さいお子さんを連れたファミリー、女性同士などたくさんの方が園内をのんびりと花を楽しみながらお散歩されていました。
なぜ古河には桃がたくさん植えられ、桃まつりが開催されるまでになったのか。園内の看板にも説明があったんですが、古河市の公式サイトを参考に紹介します。
江戸時代の古河藩は薪不足に悩まされていたとき、それを知った江戸の藩主・土井利勝(どいかつとし)という方が江戸市の子どもたちに桃の種を集めさせて古河に送ったそうです。
桃は成長が早いので、その木を薪に使おう!という考え。
そのお陰で江戸時代から明治時代にかけて桃が古河藩の名物に!
しかし、大正時代に桃林は感染症で壊滅してしまいます。
その後、昭和50年に古河総合公園が開園し、古河の歴史から新たな魅力を生み出すということで園内に約2,000本の桃の木が植えられ、桃まつりも開催されるようになった。
という古河と桃のお話があるんです。
江戸時代から古河の春は桃だったんですね!
写真も撮ったり。途中の東屋で休憩してみたり。
園内には桃以外にも
公園内には桃の花だけでなく、菜の花、スイセンなども楽しめます。小川が流れていたりするので、癒される公園です。
ポカポカしている昼間は本当に気持ちが良いですね。
古民家の散策をしてみたり。
のんびり歩いているだけでも色々見学しながら、癒されることができます。
ジェラテリア
園内には「ジェラテリア」というパークカフェがあります。
ガラス張りで建築界のノーベル賞と言われるブリッカー賞を受賞した茨城県出身の建築家・妹島和世氏が設計した建物です。
素敵な建物と景色の中で、休憩をしてみるのもおすすめです。
古河公方の墓
古河総合公園は、古河公方(くぼう)公園とも呼ばれています。
公方というのは、足利将軍家の一族が使っていた肩書で、このお墓は足利義氏のお墓だと言われています。
古河公方5代目の義氏(よしうじ)は天正10年(1582)古河城で死去したが、葬儀は翌年正月久喜(埼玉県)甘棠院で行われ、同所に葬られた。当地は義氏の娘氏女(うじひめ)の法号により徳源院と称した寺の跡であるが、徳源院が存する以前から足利氏ゆかりの寺院があったことから、遺骸の一部が葬られたものと考えられている。引用:古河市
昔はこの近くに古河城があり、藩主は将軍家の一族だったので歴史的にも重要な場所だったと言えるかもしれません。
ちょっとこういった歴史にも興味が持てるようになったのも、大人になってからなので個人的に楽しかったですよ!
公園内には、
・虚空蔵菩薩堂
・浅間神社
もあります。よかったら足を運んでみてください。
園内の茶屋
公園のちょうど真ん中あたりで、野点傘の周りに人がたくさんいらっしゃいました。
抹茶と和菓子が楽しめる茶屋です。即席でお茶を楽しむことができる担い茶屋です。春のぽかぽかした日にお外で抹茶と和菓子。素敵!格別!
抹茶というと作法が…と不安になりますが、「気軽に味わってください。」ということで一安心。
お祭りというと出店とかで美味しいものとかを探したくなるけど、こういった茶屋の雰囲気も良いものですね。
また、6月~7月にかけて蓮池で咲く「大賀ハス(太古ハス)」も美しいのでおすすめですよ!
まとめ
日本一の桃の里で桃が楽しめるおまつりです。例年、満開になるのは3月の終わり頃になります。
満開の時期に見たいですが、週末はとても混雑しますので迂回ルートや臨時シャトルバスなどを上手く活用してアクセスしてみてください。
春の花というと桜を楽しみにすることが多いですが、桜に負けない桃の魅力を知ることができますよ!
ぜひ古河の桃まつりに足を運んでみてください。